考えたこと2

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戸籍法改正
いろいろ問題があるマイナンバーだが、それに絡んで戸籍法が改正されるらしい。
保険証や免許証をマイナカードに変えよう、ということだ。
ついでに、マイナカードに銀行口座などを紐づけして(そのために2万円もらった)、公金受け取り口座にしたりした。

あとは運用するだけだと思っていたら、いろいろ問題が出た。
なぜかというと、マイナンバーの登録は漢字のみでふりがなはないが、銀行口座の氏名はカタカナで書かれているかららしい。
たしかに、普通は読み方を入れないと、漢字だけでは識別できない。
あいうえお順に並べることもできないのだ。
どうして、ふりがなを入れなかったのか、不思議だ。

政府は6月の国会で戸籍法の改正を行い、戸籍に読みがなを入れることにした。
まあ、そうするしかない。
施行後、1年以内に役所に行って、読みがなを申請しないといけないらしい。
マイナポータルで登録できるようにしてもらえれば行かずに済むのだが…。

もともと住民基本台帳というのがあって、そこにはふりがなが入っている。
届け出なかった人は、住民基本台帳のふりがなを了承したものとみなす、ということになるらしい。
それが合っている保証もないし、だいたい戸籍の人口と住民基本台帳の人口も大きく違うらしい。
どうなっているのだろうか。

どうも、役所や制度によって個人を本人と特定する仕組みが違っており、まずそれを揃えるのが必要だったということらしい。
そんなことはシステム化を考える時の「イロハのイ」だと思うのだが、役所の縦割りの弊害か、仕事のやり方を変えるのが嫌なのか、それをせずに一気にマイナンバーでやろうとした結果、こうなってしまったということだ。

デジタル化する、ということは業務の効率化であり、仕事のやり方を変えて人を減らすということだ。
それで初めてデジタル化する予算が正当化される。
そういう検証もしてなかったということになる。

なんで役所はこんなバカなことをやるのだろうか。
「公務員」というと、首を切られないということになっているようだが、DX化するなら、それは避けて通れない。
各々が自分のやっている仕事がずっと同じようにある、と思っていることが間違いなのだ。

民間では90年代から2000年代にかけて、単なる転記作業や計算作業などを仕事にする人はいなくなった。
それがDX化する、ということだ。

まず役所に対して、この仕事に関わっている人を何人減らす、という目標を出させ、それを積み上げてどういう仕組みにするかを決めないといけないのだが、それを肝心のデジタル庁がやっていないからこういうことになる。

きっとシステムに関わる人はわかっていたのだろうが…。
遅まきながらやるのはいいが、こんなバカな国が生き残れるのだろうか。

心配になる。






| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |

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