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2023.01.24 Tuesday
食用コオロギ
昆虫食については、何度か書いた。
人口増加で、タンパク質不足になる、ということで期待されている。 特に牛は環境負荷が大きく、欧米では環境を考えて牛肉を食べないという動きもあるらしい。 その代替食ということだ。 徳島大発のベンチャー企業が、食用コオロギの生産から商品開発、販売を手がけ、NTTと共同でスマート飼育の実証実験を始めたという記事があった。 記事によると、世界では年間約9.3億トンの食品ロスがあり、その量は全世界で生産されている食品の1/3に当たるとのこと。 本筋とは関係ないが、そんなに多いのかとびっくりした。 とにかく、2050年には100億人になると言われている世界の人を食べさせるためには、動物性タンパク質の不足が顕著。 それを救うのがコオロギだ。 コオロギにはタンパク質が豊富で、亜鉛、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミン、オメガ3などの栄養素が含まれ、豚牛鶏に比べて餌や水の必要量が少なく、温室効果ガスの排出量が低い。 雑食で何でも食べるし、おとなしいので広い土地も必要としない。 いいことづくめのようだが、大量養殖に最適化された飼育方法が確立されていないらしい。 それで、NTTと共同でデーターをとっている、という状況。 徳島大のベンチャーはグラリスという名前。 年間25tのコオロギから5tのコオロギパウダーを生産、これまでに同社生産のコオロギパウダーを使ったせんべいやチョコレートが無印良品で販売されているという。 無印良品には時々行くが、気がつかなかった。 今度探してみよう。 しかし、25トンのコオロギというと、すごい音で鳴くのだろう。 昆虫食は間違いなく来る世界。 遅かれ早かれといった感じだ。 女性の方が抵抗が少ないという。 以前はハエの記事6もあった。 まあ、ぼくはそうなる前にいなくなると思うが…。 |
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