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2022.09.27 Tuesday
加山雄三
吉田拓郎が引退を表明したが、もっと年上の加山雄三も引退する。
東京で「ラストショー」というコンサートを開いたとのこと。 ぼくらのちょっと上の年代の方がファンが多いと思うが、85歳まで現役生活を続けたのは立派。 脳梗塞と小脳出血を相次いで発症して、それでもリハビリで9割戻しての現役。 さすが海の男だけのことはある。 ギターだけでなく、ピアノも弾く。 記事によると、歌は大丈夫だが、語りはちょっと滑らかではなかったとのこと。 80歳を超えて、自分の愛船を火事で失って落ち込んだが、不屈の闘志で復活。 82歳のコンサートツアーの直前にも、筋トレ中のバーベル(85キロ)を付け替えるときに無理な姿勢をとって腰を圧迫骨折したが、痛みがありながらも立って歌い続けたという。 スゴイ人だ。 さすがにラストショーではほとんど座ったまま歌ったらしい。 彼は日本のシンガー・ソングライターの草分けでもある。 「君といつまでも」、「旅人よ」などは昭和のカラオケの定番だった。 ラストショーの中で、AIを使って自分と一緒にコーラスをした。 最後の最後まで、新しいことをやる。 写真を見ると、ネイビーのブレザーで、堂々と歌っている。 大したものだ。 12月でもうステージは辞めるようだが、作曲家としてはまだ活動するかもしれない。 70歳定年という時代に、大病をしながらも85歳まで現役。 余裕がないとできないと思うが、本当に素晴らしい。 ずっと船に乗って、自然の中で体を鍛えてきたからこそだろう。 いかにも不健康な生活を送ってきた(と思う)、吉田拓郎とはだいぶ違う。 やっぱり海の男だ。 現役を引退しても、頑張ってほしいと願う。 |
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