考えたこと2

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右派が親ロシア?
朝のNHKニュースでイタリアの政権のことをやっていた。
現在はドラギ首相が率いる左派の連立政権だが、どうも旗色が悪く解散するらしい。
キーを握っていた「五つ星運動」が、失業者向けのベーシックインカムを廃止することを検討していた首相に質問状を送り、それに対する明確な回答がなかったということで、内閣不信任決議になった。
「五つ星運動」というのは、イタリアのポピュリズム政党。

マッタレッラ大統領が議会を解散して、総選挙になる。
イタリアの大統領は形式的なもので、実際は議会の多数党が選出した首相が権限を持っている。
そんな国もあるのだ。

ドラギ首相は欧州中央銀行の元総裁で、経済手腕を買われて首相になった。
ネットニュースによると「ウクライナ情勢や物価高騰への対応など、欧州に課題が山積する中、政治の混乱が長引くことへの懸念が強まっている。最近の世論調査では、極右の野党が優位」と書いてあった。

ニュースでも右翼の3党が協力して政権を取りそうだと言っていた。
首相候補は女性の党首。
イギリスもイタリアも右翼は女性が強い。

朝のニュースで気になったのは「右翼だから、親ロシア」だということ。
ぼくの常識では左翼が親ロシアだと思っていた。
ところが、欧州では右翼が親ロシアらしい。

別のニュースを見ると、親ロシアを掲げているのは「大衆迎合主義(ポピュリズム)の政治家」という記事があった。
ウクライナ支援のためのロシアへの経済封鎖が、エネルギー価格の高騰を招き、それが親ロシアに傾くという図式。
それは経済的な問題だけではなく、ロシアが怖い、という大衆の意識もあるという。
プーチンがいつ核を使うかわからない、ということだろう。

ということなら、右翼、左翼というわけではなく、ポピュリズムが台頭しているということだ。
ポピュリズムの政治家たちは、要するに反EUということかもしれない。
移民には反対、またエネルギー価格を下げ、ロシアと仲良くするという路線。
これは4月に行われたフランスの大統領選挙で極右だったルペン氏のキャンペーン内容。
マクロンが勝ったが、一定の得票はあったようだ。

力による現状変更を悪とする大義が勝つか、それとも現実路線で反EUになるか…。

常識的にはEUの路線だろうが、プーチンは何をするかわからないから怖いという気持ちもわかる。
なにより、エネルギーを押さえられているから困るのだ。

ヨーロッパはこれから冬に向かっていく。
プーチンは音を上げるのを待っている。

どうなるのか、予断を許さないと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:21 | comments(0) | trackbacks(0) |

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