考えたこと2

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憲法9条とアメリカ
現行憲法はアメリカの民政局が戦後に作ったもの。
その当時は2回の世界大戦がようやく終結し、もうこれで戦争は起こらないという「気分」だった。
特に当時政権を取っていた、当時のアメリカの民主党の人たちの中には社会主義思想がかった人もたくさんいたのだろう。
スターリンのソ連は平和的だと思っていた。
中国ももちろん平和的な連合国の一員だと思っていた。
そういう「気分」の中で、日本国憲法は生まれたのだと思う。

その「恒久の世界平和」の気分が一番現れているのが「憲法9条」だ。
これほどの「平和憲法」は世界にもなかなかないだろう。
やっと戦争が終わり、これで平和な世界が来る、と思い込んでいた人たちが作ったから当然だ。
その憲法を喜んで日本人も迎え入れたというのが正解だと思う。

しかし、スターリンはアメリカの思いに反して、たった4年後に核実験を行い、5年後には中国も一緒になって朝鮮戦争を始めた。
その時まで、アメリカはソ連や中国を友達だと思い、一緒にやっていこうと思っていたらしい。

朝鮮戦争では南北合わせて350万人が死んだと言われている。
第二次大戦の日本の死者が310万人だから、それよりも多い。

アメリカの基地になったのが当時の日本。
その後アメリカの方針は変わり、東西冷戦も始まった。

日本は1950年警察予備隊を創設し、1954年に自衛隊になった。
それは国防上当然のことに思える。

日本国憲法は、当時のアメリカのお気楽な「気分」で作られたが、その賞味期限はたった4年だった。

東西冷戦が始まってからぼくらは生まれたが、当時の学校の先生は「平和憲法」を誇りに思っていたし、憲法といえば、基本的人権と並んで戦争放棄だった。
日教組も強かったし、そのうちベトナム戦争も始まったから、先生はどちらかというと反米=平和主義という感じだったと思う。
前にも書いたことがあるが、ソ連の政治体制は素晴らしいという先生もいて、それはそれなりに時代を反映していたんだと思う。

しかし、香港や台湾の現状をみて、ウクライナに侵攻したプーチン大統領もみて、なお中国やソ連びいきで、平和憲法があるから日本は70数年間平和だったのだ、という意見はどう考えてもオカシイと思う。

憲法を変えようが変えなかろうが、お気楽な「気分」はもうとっくにない。

それが今のぼくの意見。







| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) |

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