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2022.05.01 Sunday
学校の非常勤講師
今日は定年後、高校で働いている人と一緒に飲んだ。
高等学校の現状は小学校や中学校と同じく、ひどいものだという。 正規の教員が足りない。 非常勤の講師が教員をやって、担任も持っている。 中にはずっと非常勤の教員をやっている人もいるという。 なぜ正規の教員を目指さないのか?と聞くと、目指しているが採用試験に合格しない人もいれば、もともと正規教員になる気がない人もいるという。 正規職員になる気がない理由は、正規職員になると余計な仕事が増えるからだという。 教える以外の会議や役職、管理職からの依頼などの仕事だ。 給料が安く、不安定な身分であっても、そちらを選ぶということだ。 そういう正規教員以外の人たちがたくさんいるという。 中には40代になっても、非常勤を続けている人もいるらしい。 社会人から教員になった人もいる。 おお、それはいいことだ、と言ったら、それがいいことないらしい。 民間企業で使い物にならないから、ドロップ・アウトして教員になっている。 そういう人たちは、結局「よくない」先生になる。 聞けば聞くほど、教育現場の荒廃は進んでいる。 学校など関係なく生徒たちは育っていくのだろうが、そんな学校を経験した生徒たちは気の毒だと思う。 いつからこんなことになったんだろう。 |
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