考えたこと2

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シェアリングのインパクト
実際にはEV化以上に自動車業界に影響があると思われるのが、カーシェアリング。
なぜかというと、都市部の自家用車というものが不要ということになり、総台数の減少につながるからだ。

都市部の自家用車は稼働時間が3%というデーターもあり、ほとんど遊んでいる。
ぼくも自動車通勤を10年間続けたが、それをやめてからは1週間に1回使うか使わないかという状態。
実際3%程度という感じもある。

うちの次男はカーシェアリングを使っていて、自家用車は持っていない。
インターネットのインフラができて、そういう仕組みも簡単になった。
必要なときに、必要な車を使う、ということでクルマという資源が有効利用できる。

おまけに彼らの年代は社会保障などの負担も大きく、クルマというものを持つコストが大きすぎる。
実際の家計を考えると、圧迫されるのだ。

クルマのカリスマ性が落ちているのも大きい。
下手をすると、中古のワゴン車でOK、というような女子もいる。
昔は持っているクルマが人気車だと、女性にモテるという話もあった。
ポルシェやベンツ、BMWなど、ドイツのクルマは人気があった。
国産車では、懐かしいセリカ、スカイラインなどだ。

今のカーシェアは10分程度、数百円でも使えるらしい。
今年のカーシェアの利用台数は4万3460台、会員数は225万人で、5年前と比べると台数も会員数も2倍以上。
便利だからどんどん増えている。

タイムズカーの月額基本料金は880円。
月会費無料のプランがあるところもあるらしい。

新車を買うという行為はすごい贅沢になる。
カーシェアという仕組みができて、所有することとそれが比較できるようになった。

若い人たちに聞くと、子供ができたりすると自家用車を考えるらしい。
ただ、それも高い車ではなく、ワンボックスのファミリーカー。
下手をすると中古でもいいという感じかもしれない。
もはや一部ではスポーツカーの存在自体が罪だと言われている。

とにかく、カードと免許証さえあれば、カーシェアの会員になれてしまう。
会員証をかざせば、施錠が解除され、グローブボックスの中のキーを使ってクルマが使える。
20L以上の給油と洗車をすれば、時間が延長される仕組み。
車内に給油カードがあり、ガソリン代は指定スタンドで無料になる。
給油は自動検知されるようになっている。

3回無断で時間を延長したり、又貸ししたり、喫煙したりすると、会員資格が取り消される。
面白いのは、ペット同乗も禁止になっていることだ。
うまくできている。

これが進むと、クルマを作るという仕事が減るので、大幅にCO2が削減される。
ただ、いくつかのカーメーカーは潰れてしまうかもしれない。

シェアリングはEVとも相性がいい。
停車中に充電できるからだ。
中国あたりは、そこまで見越してEV化を進めているのかもしれない。

こちらの方が業界に与えるインパクトは大きい。
いろんなシナリオが考えられる。

自動車業界は頭が痛いだろうなあ。

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