考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
ワイン離れ
フランスといえば、ワインというのがぼくの常識。
88年にフランスに3ヶ月ほど滞在したときにも感じた。
当時の工場のキャンティーンでは、昼間でもワインが飲めた。
ボトルキープしている人もいた。
スーパーでは水よりも安いワインが売られていた。

そのフランス人が今ワイン離れだという。
日常的にワインを飲む人は16%しかいないらしい。
ここ100年で1/3以下になった。

一時は年間一人100リットルを超えていたが、今は40リットルだ。
すごい減少幅だと思う。
ほんとに水みたいに飲んでいたのに、エライ変わりようだ。

日常的にワインを飲む人は男性で23%、女性で11%。
若い人たちはほとんど飲まず、高齢者だけが飲んでいる。
したがって、今後は高齢者が亡くなって減る一方という予想。
日本の地上波テレビみたいなものだ。

それに対して増えているのがノンアルコールのスプリングウォーターやフルーツジュース、炭酸飲料。
実はイタリアもスペイン、ギリシャもワインの消費量の減少が続いている。

ただ、ワインの輸出は好調で、高値で輸出できる商品になっている。
アメリカがトップの輸入国で、新興の中国市場も増えている。

今やフランスでは足のついたワイングラスで」乾杯する習慣は絶滅に瀕している。
なんだかあの当時のパリの華やかだけど、自堕落した雰囲気には、健康的なノンアルコールは似合わないと思ってしまう。

ぼくのいたアミアンという街はパリから電車で1時間ちょっとだった。
とにかく、夏の長い夜に驚いた。
夜の10時くらいまで明るい。
通りに面したところのカフェでは、アルコールも出されて、みんな太陽に当たりたいという感じで、外でアルコールを飲みながらおしゃべりしていた。
でも、今は水やフルーツジュースなのだろう。

そう思うと、日本のノンアルコールの飲み物は輸出できるなあ。
もう輸出しているのだろうか。

地産地消だから、最近飲み物メーカーが現地の会社をM&Aしているのかもしれない。

エコといい、グリーンといい、今回のワイン離れといい、最近の欧州は40年前とはだいぶ違う。

いいか悪いかはわからないが、なんだか面白くなくなったように思う。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/238665
トラックバック