考えたこと2

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スイスの安楽死
スイスは安楽死が認められており、世界から人が集まるとのこと。
エグジットと呼ばれる自殺幇助を行う団体があって、2019年末現在で12万8212人の会員が登録されている。
それを紹介している記事があった。

「医師は患者に直接致死量の薬や注射を投入することは認められていない。安楽死を希望する患者は医師が準備した致死薬を自ら体内に取り入れるか、延命装置を外す。自殺のほう助は、?治癒する可能性がない場合、?耐えられない苦痛や障害がある場合、?健全な判断力を有する場合、という3条件を満たす必要がある。

 スイス連邦統計局によると、がん患者が36%、多疾患罹患26%、疼痛患者7%、筋萎縮性側索硬化症(ALS)3%、そして精神疾患・認知症は各2%だ。患者は昔、65歳以上が大半だったが、最近は若者も増えてきている。スイスでは年間、1000人を超える人が安楽死のほう助を受けて自死する。」

と書いてある。

スイスでは医師による注射などは認められていないが、そういう「積極的な安楽死」を公認している国は欧州連合(EU)ではオランダ、ルクセンブルク、そしてベルギーの3国。
スペインが検討中ということらしい。

延命装置を外すなどの「受動的な安楽死」を認める国は年々増えてきており、ドイツやオーストリアが法整備をしている。

日本では「安楽死」は全く話題にのぼらない。
世界一の高齢化国でありながら、なぜなんだろうか。
日本はまだ高度成長の遺産があるから、お金があるのだろう。

実際に厚労省のデーターで、年代別の年間医療費を見ると

40-44歳  13.0万円
45-49歳  16.2万円
50-54歳  20.5万円
55-59歳  26.0万円
60-64歳  34.6万円
65-69歳  44.5万円
70-74歳  60.9万円
75-79歳  76.1万円
80-84歳  89.1万円
85-89歳  98.7万円
90-94歳  106.7万円
95-99歳  115.2万円
100歳-   118.5 万円

となっている。
これを見ると70歳を超えても、3割負担というのは仕方ないのだろう。
手放しで長寿化を喜んでいられない。

年をとったら、ほとんど「生かされる」状態になっていく。
そこに生きる意味はあるのだろうか。

安楽死の問題はそこに踏み込むことになる。
その問題は、年寄りが語るべきだろう。




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