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2021.01.20 Wednesday
新電力の値段
いきなり電気代が5倍になった人がツイッターで悲鳴をあげていたらしい。
それはそうだろう。 いきなり5倍はきつい。 5倍になった人は、市場連動型の電力会社と契約した人。 よく電気代が安くなる、ということで電話がかかってきたりしていたが、安くなるということは、高くなるリスクもあるということだ。 電力自由化によって、そういうことができるようになった。 今回の寒波、自粛による在宅、火力発電の燃料になるLPガスの高騰などで発電のコストが上がり、電気代が高騰した。 立憲民主党の国会議員が「脱原発、再生可能エネルギー」を公約に掲げていて、今回「地元の電気会社と間違えて自然電力と契約していて、電気代が高くなって解約しないといけない」とツイッターで言っている。 再エネは降雪などで発電量が下がり、供給量が落ちれば電気代が上がる。 それが自由化というものだ。 安い間は再エネで、高くなったらやめる、ということを表明するのは国会議員としてどうなんだろうか。 隠れて解約するのはともかく、そんなことを国会議員がツイートしていいのかと思う。 再エネを応援するのが信条なので、高くなっても払うくらいのことを言えないのなら、黙ってやるべきだろう。 こういう人が国会議員として「再生エネルギー」を推進している。 環境を守るとか、命を守るとか、聞こえが良くて、ある意味アタリマエのことを公約に掲げている。 ものにはメリット・デメリットがある。 さらに、効率というものもある。 それらを考えて、今どういう選択をすべきかという視点がないか、あるいはわかっていても黙っている。 「原発=悪」という刷り込みを行って、無責任に公約を掲げ、自分の電気代が高くなったら再エネはやめる、というような人物が国会議員でいいのか。 ぼくは今でも福島原発事故のあと、過大な恐怖心を煽った人たちを許さない。 菅直人は勝手に原発を止めて、国民の負担を増やした国賊だと思っている。 日本はエネルギー資源を輸入に頼っている。 だからこその原子力なのだ。 今の原発が100%安全ではないというのなら、国策としてもっと安全な原発を開発することにお金をかけるべきだ。 そう思っている人はほとんどいないと思うが…。 |
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