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2020.09.19 Saturday
定年後
2014年の4月に学校法人を退職して、1年かけてキャリア関係の資格を取るつもりが、1年半かかった。
1年は午前中スポーツジムに通いながら、講習に行き、勉強をした。 資格は1年で取る予定だったが、面接で失敗し、半年余分にかかってしまった。 その半年は本当にきつかった。 今は幸運にも仕事ができているが、その時は本当に仕事ができるのか、不安だった。 でも、自分のキャリアに助けられて、そういう仕事にうまく巡り合えた。 これは本当に運だと思う。 普通に企業で仕事をして、定年を迎えて仕事を辞めると、多くの人は働かない。 それが働きたくても働けないのか、それとも自主的に働かないのか、思いはいろいろあるだろう。 ぼくは今63歳。 以前勤めていた会社でも、学校法人でも、65歳になったら定年である。幸い、今の仕事なら、おそらく65歳を超えても続けられると思う。 仕事がないというのは、想像以上につらい。 65歳以前に仕事を辞めるという人を時々見るが、ほんとにもったいないと思う。 お金の問題ではなく、世の中とつながっているかということだ。 昭和の男子の場合、それはどうしても仕事になる。 男性の平均寿命も80歳を超えた今、65歳でも早すぎる定年だろう。 仕事もせず、15年も過ごすのはしんどい。 趣味というと、ぼくはギターだが、それを仕事の代わりにやるというのもなあ。 仕事をしているときは、もっと練習してうまくなりたいとか思うが、仕事を辞めてもその気持ちは続くだろうか。うまくなりたい、という気持ちはあるのだが…。 時間は作るもので、あればいいというものでもない。 仕事をやめて、いくらでも時間ができたら、それはそれでシンドいものだと思う。 一度仕事がなくなって、それを知っているから、ぼくはできるだけ長く働きたいと思う。 それでも、いつかは仕事ができなくなる時が来る。 そのときに何をするか。 犬を飼うことだろうなあ。 |
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