考えたこと2

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相馬に行く2 その3
今日は最終日。
相馬の工業団地を案内してもらって、文字島という観光スポットを見せてもらった。
N君は3日間の休暇を取ってくれて、案内してもらって、ありがたかった。

同時に、彼が5年目になる相馬でたくさんの人たちと知り合いになり、土地に溶け込んでいることに驚いた。
今日の昼の蕎麦屋のおじさんもそうだったし、相馬の道の駅でも声をかけられていた。
人口3万6千人の相馬市で、復興支援NPOでがんばったからこそ、それだけの声がかかるということだろう。
冗談で、市会議員にでも出たらどうかと言ったら、笑っていた。

60歳まで会社勤めをして、いきなり復興支援のNPOとは思い切ったキャリアチェンジをしたものだとつくづく思う。
そんなに給料が多いわけでもなく、見知らぬ土地に移って、小さなアパート暮らし。
アパートからNPOの事務所に歩いて行き、昼食はアパートに帰って食べるとのこと。
去年奥さんが関西に帰って、一人暮らしになった。

金より仕事のやりがい、というチョイス。

何人か、定年を迎えた彼の会社員時代の仲間も来てくれたとのこと。
そういう人たちは、ぼくと同じようにそういう人に会いたいと思って来ているのだろう。

一緒にきたS君も、70歳までは働きたいとのこと。
今は再雇用を選んではいるが、ぼくが再定年の65歳になってしまったらチョイスは狭まるという話をしたら、早めに次の仕事を見つけよう、と言っていた。

人生の黄昏はこれから。
まだまだ長い。

三谷清左衛門残日録の言葉を思い出す。

「日残りて昏るるに未だ遠し」

老いることすなわちまた生きることなり
いつの日か命果てぬとき来たらば
ありがたき心捧げて死を迎えん
されどいよいよ死ぬるその時まで
与えられし命いとおしみて
ひとすじに生き抜くべし

藤沢周平の世界。

ぼくも先のことを考えておこうと思う。

いろいろとお世話になりました。





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