考えたこと2

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漢字比率
エントリーシートを書く学生でよくあるのは、漢字が多すぎること。
漢字でできた言葉は、意味が広くて、言いたいことが具体的でなくなる。

自己PRを書くときには、「協調性があります」というより、「回りを気遣って、みんなと仕事をすることができます」と言ったほうがイメージしやすい。
読み手がいかに具体的にイメージできるかが重要になる。
ナントカ性とか、ナントカ力というのは、便利だが抽象的なので、結局何が言いたいのかわからない。

字数を制限されていると、どうしても漢字を使って圧縮したくなる気持ちはわかる。
ある程度は仕方ないが、漢字で意味を圧縮すると、イメージできなくなって伝わりにくくなる。
そうすると、落選率が上がる。

ワープロの弊害もある。
何でも漢字にしようとする。
最近のはマシになったが、以前のはひどかった。
と思って調べたら、3年前にも同じことを書いていた。

ありがとうございます、というのを「有難う御座います」とか打つのはよく見る。
ワープロでなければ、まず書かないだろう。
その類の間違いだ。

漢字の比率は20%台あたりが、読みやすい。
そういうことを心がけるだけで、だいぶ読みやすい文章が書けるようになる。

大和言葉が本来の日本語だ。
漢語が増えると、意味が抽象化してしまう。

作文の授業がなくなって、書くことが減った上に、漢字の予測変換などの支援機能が増えて、考えなくても文章が綴れるようになった。
ノートも写真で済ます。

文章を書くのがどんどん難しくなっているような気がする。



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