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2020.07.05 Sunday
スウェーデンの現状
スウェーデンというと、コロナのロックダウンなどの過激な対策を一切せず、集団免疫の政策をやった国。
ブラジルも同様の政策だが、国民の信頼という意味では大きな違いがある。 学校も普通に行って、コロナ前と同様に生活している。 やや死者数が多い、ということで保健省がちょっと反省していたが、それでもロックダウンなどはしなかった。 そのスウェーデンだが、去年の平均寿命と、新型コロナ死者の平均年齢を比較している人がいた。 2019年の平均寿命は82.87歳で、新型コロナ死者の平均年齢は81.15歳ということだ。 西浦教授が使ったSIRモデルは、感染症のシミュレーションモデルだが、ネズミ算式に感染者が増えていく、という特徴がある。 ネズミ算だから、指数関数になる。 家畜などの感染症なら、このモデルである程度予想できるらしい。 移動や回避行動などない、養豚場や養鶏場で適用するからだ。 人間社会ではその適用には無理があると思う。 実際、スマホのデーターによると8割削減などしていなかったが、42万人も死なず、今に至るも1000人程度だ。 大外れと言っていいレベル。 それによって、国民の生活が本当に不自由した。 ぜひとも、学会等で検証してほしいものだ。 しかし、海外などを見ていると、やはり感染初期に死者が増えるのは事実。 これは感染症が流行すると、死にやすい人が最初にかかって死ぬからだ、という事が言われている。 そのとおりかもしれない。 実際、全体の平均寿命に近いところの人が亡くなっている。 日本でも、スウェーデンでも、高齢者の死者が圧倒的に多い。 こないだのエライお医者さんも、同様のことを書いていた。 言葉は悪いが、平均寿命近辺の人たちは元気な人もいるが、もうすぐお迎えが来る、という人もたくさんいる。 要は、死ぬべき人が感染症でちょっと早く死んだということだろう。 それをよしとするか、しないかだ。 スウェーデンの戦略は、それを「よし」とした、ということ。 その人たちが亡くなってしまったら、もうそんなに増えないというのが実情だろう。 ぜひ、そのあたりをちゃんと検証してほしいと思う。 その上で、第二波云々を言ってほしいものだ。 いくら厚労省がIT化が20年遅れているからといっても、それくらいのことはやれるだろう。 |
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