考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
二分の一成人式
こないだ見た2018年の邦画の中で、小学生が「半成人式」というのをやっていた。
調べてみたら、最近小学校で行われているらしい。
10歳になる小学生がやる。
成人である20歳の半分で10歳だ。
「二分の一成人式」の方がよく言われているらしい。

壇上に次々と子供が上がって、親への感謝の言葉を述べる。
無理やり言わされているような気がして、気持ちの悪い場面だった。
どうしてこんな会が開かれるようになったのか。

Wikipediaによると、

「学校で行われる場合には、小学校中学年の4年生を参加者として、子供から親への感謝の手紙の発表、校長や保護者代表による祝いの言葉、「2分の1成人証書」の授与、合唱等が行われる。開催時期は多くの場合1-2月、3学期」

と書いてあった。

小学校は親へのサービス業になったようだ。
運動会で何段もの組体操をするのも、卒業式で呼びかけをするのも、親へのサービスか、教員の自己満足としか思えない。
親へのサービスの最たるものが「二分の一成人式」だろう。
こんな妙ちきりんなイベントをやる意味がわからない。

各学校の裁量で実施しているとのこと。
小学校の行事として定着しつつある、と書いてあった。

一方で、ぼくが映画のその場面を見ていて「気持ち悪い」と思ったように、批判する人も多いようだ。

「2分の1成人式を廃止した学校では、保護者から苦情が寄せられたものの子供からの文句はなく、インタビューに応じた教諭は「子供にとっては『面倒くさい行事がなくなった』ぐらいのものだった。」と答えた。」

それはそうだろうと思う。
よく義務教育の「義務」を間違えている人がいるが、あれは親の義務だ。
子供に教育を受けさせるのが義務であって、子供にとっては権利なのだ。
子どもたちは教育を受けているが、それは憲法で保証された当然の権利であって、親に感謝しなさい、などというのはオカシイと思わないのだろうか。

子どもの感情まで管理しないと気がすまないのだろうか。
管理教育もここまで来るとバカバカしい。

塾に頼ってないで、もっと真面目に教育することの方が大事だと思う。




| | 考えたこと | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/237783
トラックバック