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2019.11.09 Saturday
死ぬまでにやりたいこと2
2011年の5月に「死ぬまでにやりたこと」を10個書いた。
その時は54歳だった。 そのリストがこれ。 ・ 2シーターのオープンカーに乗りたい ・ イギリスとハワイとアラスカへ行きたい ・ カラオケのオールナイトをやりたい ・ 岸本加世子に会いたい ・ 本物のフカヒレスープを食べたい ・ 軽く1000m泳げるようになりたい ・ いろんなコードを使って、ギターのアドリブができるようになりたい ・ 英語がうまくなって、字幕なしで見られるようになりたい ・ 文章がうまくなって、考えたことがすらすら書けるようになりたい ・ 何のために生きているのか、という問いに答えを出したい あれから8年。 この中でできたことはあまりない。 かろうじて、イギリスには行ったし、1000mは2014年に週4日泳いで、まあ泳げるようになった。 でも、続けてないから、今はまた無理。 2シーターのオープンカーには乗ってないし、カラオケのオールナイトは寝てしまうかもしれない。 やるなら早いうちだ。 岸本加世子には会っていない。だんだん会いたいとも思わなくなった。 時間は残酷だ。 本物のかたまりのフカヒレスープは高くて食べていない。 いろんなコードを使ってアドリブするのはまだまだ無理だ。 字幕無しで海外ドラマはわからないままだし、考えたことはスラスラは書けない。 最後の何のために生きているのかという問いには、答えがないと思い至った。 エライ哲学者も人生は暇つぶしだと言っている。 8年経つと、だいぶ望みは変わる。 体力的にもしんどくなるし、諦めが先に立つ部分もある。 以前、「最高の人生の見つけ方」という映画で、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンがバケットリスト(死ぬまでにやりたいことの通称)を一つずつやっていく、というのがあったが、彼らの体力はスゴイ。 自家用ジェットで世界中を飛び回っていた。 さすが映画だ。 あの映画に比べると、ぼくの望みなど安いものだ。 基本的に、金で解決できるものをやっていないということは、本気でやりたいとは思っていないということだろう。 レンタカーや旅行、カラオケのオールナイト、フカヒレスープなど。 能力に関わるものは、あまり伸びが見込めない。 ギターや、英語、文章など、難しい。 死ぬまでにやりたいことって、結局はまだまだ元気なうちにやらないといけないのだろう。 死ぬ直前になってやろうとしても、できないのは当たり前。 今くらいがぼちぼち限界だ。 もうちょっと真剣に考えないといけない。 |
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