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2019.11.07 Thursday
死語リスト
時々、死語について書いてきたが、「死語」を含む記事が60を超えた。
明確にネットに「死語」と書いてあるものもあるし、ぼくが死語だと思っているだけのものもあるが、塵も積もればというやつだ。 いずれまとめてみようと思う。 最近、年配(ぼくから見て)の人とやり取りしていて、使われたのが「合点承知之助」。 NHKに「ためしてガッテン」という番組があるが、そのガッテンが「合点」。 主に時代劇で使われていた言葉だ。 「合点承知」、つまり「了解した」という意味。 それに人名で使われる「之助」がついて、「合点承知之助」。 ネットで調べると、江戸っ子言葉で「心得た、任せておけ」という意味と書いてあった。 しかし、現代の江戸っ子が「合点承知之助」を使っているとは思えない。 これも分かる人は40代以上ではないか。 「呼び出し電話」は何度か書いたが、小学校高学年くらいまでは残っていた。 高度成長が始まる頃に、今で言う固定電話が普及して「呼び出し」は減っていった。 あの当時、呼び出せていたということは、それなりに地域のコミュニティがあったということだ。 「向こう三軒両隣」という言葉もあった。 これは完全に死語だ。 最近ぼくが死語に追加したのが「定価」。 値引き合戦が激しくなって、定価というものがなくなった。 世の中がオープン価格化したのだ。 基準になる価格など、決めていても仕方がない。 まだメーカー希望小売価格、というのは残っているが…。 定価がないからこそ、以前書いたダイナミックプライシングができる。 言葉の移り変わりは加速している。 2000年に生まれた人が、もう20歳になろうとしている現代。 完全にネット世代だ。 今のネット民たちはいろんなスラングを使っている。 そんな言葉はぼくらの世代にはほとんど通じない。 こないだ書いた「あるくない」というような表現もある。 ネットは言葉の変化を加速する。 どんどん死語と新語が増えていくなあ。 |
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