考えたこと2

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脳指紋
こないだ日経を見ていると、脳指紋という記事があった。

脳は正直だという話だ。
実際に見たものは脳の中に記憶として残り、その写真を見せられると脳波に特徴的な波形が現れるという。
これが何年も前のことでも、脳は覚えているらしい。
記事はこう書く。

「脳指紋の正体は「P300」と呼ぶ脳波だ。その人にとって意味のある写真や音などの刺激を受けると、谷のような波形になる。Pは刺激に反応する陽性の意味のポジティブ(Positive)の頭文字で、約300ミリ秒(0.3秒)後に現れることから、こう名づけられた。
 犯行現場や凶器の写真を見たり、犯行時の周辺の騒音などを聞いたりすると、犯人ならP300が出る。無実なら反応は起こらず、脳波は普段通りで変わらない。これで犯罪に関与していたかどうかがわかる。」

記憶に残っている物を見た0.3秒後に波形が変化すると、それは真実だ、ということになる。
嘘発見器よりも精度がちょっと高いとのこと。
これからまだ研究が進めば、もっと正確になるかもしれない。

また、この技術を話せない病人とのコミュニケーションに使っていくということも考えられているらしい。
たしかに、トイレに行きたい、と思っている時にトイレの写真を見せたら反応するのなら、これはいける。
そういう用途もP300にはあるらしい。

脳の科学はどんどん進んでいる。
その成果を使って、ディープ・ニューラル・ネットワークなるものを作り、コンピューターに人間の知性のようなものを持たせるというようなこともやっている。

そのうち、何が売れそうかとか、ファッションの流行はどうなるかとか、そんなものも誰かの脳の動きでわかるようになるかもしれない。

そう考えると、脳科学の進歩は危ないにおいがする。
人間の存在そのものをおびやかすかもしれない。

まあ、ぼくの生きている間はまだ大丈夫だろうが…。

| | 考えたこと | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |

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