考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
42
「42」という映画、WOWOWでやっていた。
何の番号かというと、野球の背番号だ。

1947年に初めてメジャーリーガーになった、ジャッキー・ロビンソンという黒人選手のことを描いた映画。
2013年の作品。

ドジャーズの会長を演じているのが、ハリソン・フォードだ。
これがいい味を出している。
いつも葉巻を持っている、ヘビースモーカー。
この人が、黒人を入れなかったメジャーリーグに初めてロビンソンを招き入れた。

1947年というと、第二次大戦が終わって2年目。
アメリカの黄金時代の幕開けの時代だ。
人種差別がまだまだ激しく残っていて、大リーグには黒人選手がいない。
でも、才能がある黒人選手はたくさんいたらしい。

いつの世も、最初の一人というのは大変だ。
フロンティア・スピリットで飛び込んでいかないといけない。

会長役のハリソン・フォードが言う。
「必要なのは、やり返さない勇気を持つことだ」
ロビンソンは最初はチーム内からの差別にあって、それから回りのチームからの差別にあう。
まだまだ女子トイレに”White Only"と書いてあった時代。
南部に行ったら、もっとひどい差別が残っていた時代だ。

それでも、だんだんとチームメイトがロビンソンの気持ちを理解して、一緒に野球をやろう、という気持ちになる。

不名誉な歴史だが、それをちゃんと映画にして残すところがアメリカらしい。

今でも、4月15日にはメジャーリーガーがみんな背番号42をつける。
ロビンソンの栄誉をたたえるためだ。

そして、42は唯一のリーグ全体の永久欠番になっているという。
こういうはからいが、アメリカの野球を国民のスポーツにしているのだろう。

そんな歴史があったことを伝えてくれる映画だった。

| | 考えたこと | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/237409
トラックバック