考えたこと2

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早稲田は大丈夫か
小保方さんの博士論文の審査が終わり、不正はあったものの博士号は取り消さずということらしい。
報告書の記事を見ていると、責任は大学にある、という感じだった。

学位の取り消しをしない理由は、「学位取り消しの要件を「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」としており、調査委は小保方氏の行為は規定に該当しない」としたと記事には書いてあった。
不正の方法、というのは賄賂を贈ったとか、過度に親しくなったとか、そういうことを想定しているのだろう。
そういうことは、なかった、という結論。
だから、学位は取り消さない、ということだ。

ただ、論文はちゃんとチェックすべきだし、大量にアメリカの有名なサイトからコピペで文章を取ってきているのだから、論文の指導教員の責任は重い、とのこと。
それはそうだろう。

しかし、この報告はちょっとひどい。
論文自体の不正は認めていて、出し直しも認めていることになる。
論文の信ぴょう性、ということについては「多数の問題箇所があり、内容の信憑性、妥当性は著しく低い。論文の審査体制に重大な欠陥がなければ、博士論文として合格し、小保方氏に博士の学位が授与されることは到底考えられなかった。」と記事にある。

当該学部の同じ研究室のメンバーにも、海外の論文のコピペが見つかっているようで、そこに波及するのも恐れたのかもしれない。

でも、事は世界に及んでいる。
日本の博士の質がこれだけひどいことを宣伝してしまったのだ。
他の真面目な博士たちは、これをみてどう思うのだろうか。
こんなことを許していて、恥ずかしいとは思わないのだろうか。

科学者の良心はどこに行ったのか。

これだけ公然とコピペをしている、ということを問題にしなかったら、恥だろう。

日本の科学技術のレベルはそんなものだったのだろうか。

先輩たちに対して、申し訳がないと思う。

これから、総長が最終判断するらしいから、それを見守ることにしよう。

大丈夫か、早稲田大学…

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