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2014.07.11 Friday
ひつれい
大阪弁では「失礼」のことを「ひつれい」という。
東京弁では「ひ」が「し」に変わるのは有名。 たとえば、「火鉢に火がねえ」というのを「しばちにしがねえ」という。 でも大阪では逆になっているのは面白い。 「し」が「ひ」に変わるのだ。 「失礼」は「ひつれい」と言う。 同じように、「質屋」を「ひちや」、「しつこい」を「ひつこい」、「(布団を)しく」を「ひく」というような例がある。 大阪弁では、と書いたが、実際にそういう発音をしている人は減ったと思う。 標準語の影響だろう。 しかし、自分では「ひつれい」は使わないが、「ひちや」や「ひつこい」、「ひく」などは関西人なら使っているような気がする。 質屋を「しちや」とは言っていないなあ。 気がつけば「ひちや」と言っているような気がする。 「しつこい」は気を抜くと「ひつこい」になると思う。 布団はひくもので、敷くものではないという気もする。 かなり強いなまりかな。 東京の場合は、「ひ」が発音できないから「し」になる、というか、「ひ」という音を聞けないのだろうと思う。 きっと「ひ」が「し」に聞こえるのだろう。 なるほど。 東京が東にあるのは、そういうシャレかもしれない。 |
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