考えたこと2

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国語は大事
臨床心理学者の記事があった。
それによると、日本人はディベートのように自分の意見を通すのは苦手としているが、それは必ずしも悪いことではない、ということだ。
みんなで合意を形成していく、というスキルも大事だということだろう。

その記事の中で言っていることが印象的だった。

「人間は考えるということを言葉で行う。つまり言語能力を獲得していなければ、考えることができない。今は大学生ですら、十分な言語能力が獲得できていない人が非常に多い。母国語の言語能力が確立していないのに外国語を学ばせるのは間違っている、ということだ。

学生に対する心理テストでも、質問の意味がわからない、という学生もいる。「早とちり」という言葉の意味がわからなかったりするそうだ。

そして、言語能力が低いほど、うつ的な気分になりやすいという。悩んだ時に、それを言語化して言葉で解決できないからだ。」

ぼくも全く同感。
まずは内容だ。
話すべき内容を持っていないと、いくら外国語が話せても仕事では役に立たない。
話すべき内容を持つためには、言語能力をつけておかないといけない。
そのためには母国語で本を読むとか、考えるとか、そういう訓練をしていかないといけない。

実際、語彙がないと考えることすらできない。
悩んでいる時というのは、たいがいいくつかのことで葛藤している。
でも、葛藤という言葉を知らないと、それを説明できない。
それ以外にも、矛盾、概念、抽象というような言葉を使わないと説明できないことがある。

できれば、そういう言葉と場面をセットで覚えると、よくわかる。
だから、小説を読むことが大事なのだろう。

小学校で英語をやることに反対はしない。

でも、国語の時間を増やしたほうがいいと思う。


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