考えたこと2

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トラウマ
トラウマという言葉はわりとたくさんの人が知っていると思う。
災害の後などにマスコミで使われる。
福知山線の脱線の時にも、だいぶ言われたはず。
事故にあった後、電車に載ることができない、というような症状が紹介されたと思う。
それは、脱線事故のトラウマがあるから、ということだった。

もともと、ベトナム戦争の復員兵で、大きく研究が進んだ。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉もその時できたんだと思う。
ぼくが持っている知識では、トラウマとは気軽に思い出せるような心理的外傷ではなく、あまりに大きな障害だから心が抑圧してしまう、というものだと理解している。
最近はトラウマという言葉を軽く使うことも多いが、本来はもっと重篤なものだ。

主な治療法は、抑圧されているトラウマ記憶を思い出して、再体験して自分の中で理解して抑圧を解放してやる、ということだと書いてあったはず。
だいぶ昔の話だ。

和田秀樹はこの分野の専門家。
彼の書いている記事を読んだ。

それによると、だいぶ治療法は変わったらしい。
そういえば、アメリカでトラウマ記憶を思い出させることによって、間違った記憶で親を訴えるということが頻発した、という本も読んだことがある。
記事でも紹介されていた。

要は、トラウマに対してちゃんと情報提供して、ストレス反応に対する対処術を教える、ということが基本になっているとのこと。
何が何でも体験を思い出す必要はないらしい。

それでもまだ、ネット上にはそんなことは出ていない。
やっぱりトラウマ体験を思い出して…、というのがほとんど。
なかなか、一度覚えたことは変わらないのか。
それとも、新しい治療法が根付いていないのか…。

和田先生はそれについても、医学界は頭が固いと言っている。

「メタボリックシンドロームの対策においては、コレステロール値が高いほうが長生きしているとか、やや肥満の人のほうが長生きしているという大規模な疫学調査があるのに、まったく目標値が変わらない。」

「私は、恐らくこの手のことは氷山の一角で、治療方針を変えるべきなのに、権威の面子のために変わらないままになっていることは珍しくないと思っている。」

そんなこともあるのだ。

ぼくは、若い頃からコレステロール値が高く、高脂血症だと言われ、脳梗塞をやってからはその薬も飲んでいる。

こういうのを聞くと、どうなんだろうと思う。

まあ、誰にも迷惑をかけず、死にたいと思っているだけなのだが…。



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