考えたこと2

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デザインの時代
3Dプリンタがどんどんよくなってきた。
いろんなものが3Dプリンタで作られる。
素材もいろいろあるんだろう。

3Dプリンタというのは、3次元のCADで作ったデザインをそのまま作るもの。
2次元なら紙にプリントするのだが、3次元だから、空間に造形することになる。
光硬化樹脂などが使われる。

もう十何年前になるが、3次元で作ったデーターを造形したことがある。
ホントにモノが出来るのは、感動だった。
3次元のCADで作ったものがそのままできるのだ。
その当時は、3次元プリンタなどという名前ではなかったし、そう簡単に買えるものではなかった。
3次元CADのソフトも高かった。

しかし、コンピューターが進み、機械も安くなって、誰でも3次元でモノが作れる時代になった。
小さなものなら、50万の卓上3次元プリンタで作ることができる。
それを元に型を作れば、狙い通りのモノができてしまう。

今までなら、旋盤で削っては仕上がりを確認してやっていた作業が、もっと正確に、デザインしたまま出来るようになったのだ。
これは革命的なことだ。

長い時間をかけて、モノを作る職人を育てなくても良くなったということだ。
日本がモノづくりで勝っていたのは、デザインそのものだけではなく、それを現物に落とすところが優れていたのだと思う。
熟練の職人技が支えていたのだ。

それが、3Dプリンタで変わる。
デザインがよければ、そのまま作ることができる。

もちろん、材質や作り方のノウハウの部分は大きいし、まだまだそこに優位性はある。
そう簡単に追いつけない。

でも、確実にデザインの時代になりつつある。
単にグローバル化しただけではなく、そういう技術革新があるから、どんどん海外のメーカーが強くなっているのだろう。

その証拠に、イタリアのクルマはよくなった。
昔は雨の日に載ると雨漏りするなどと言われていたが、もうそんなことはない。
職人技ですり合わせしなくても、デザインさえよければ、ちゃんとできるようになったからだと思う。

アルファロメオはかっこいい。
昔は「でもなあ、イタリア車はなあ」と思っていたが、最近はよくなった。

その裏に、きっと3次元CADや3Dプリンタの世界があるのだ。


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