考えたこと2

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シンガポールの高校
シンガポールの高校から日本に帰ってきた学生に聞くと、教室がぜんぜん違うという。
シンガポールは先生が真ん中に立って、みんなを見渡しながら討論するように授業をする。
文科省の言うアクティブラーニングというやつだ。

日本では前に先生がいて、生徒同士の顔は見えない。
シンガポールでは先生も近いし、生徒同士の顔も見ながら授業ができる。
だから、討論もできて、仲良くなりやすいという。
そんなに違うのか、とビックリした。

今やシンガポールは一人あたりのGDPでも日本を上回っている先進国。
世界の大学ランキングでシンガポール国立大学は12位で、東大は34位だ。

文科省もアクティブ・ラーニングを推奨している。
それなら、教室の配置も変えないといけないのではないか。
シンガポールの教室の話を聞いて、本当にそう思った。

日本に帰ってきた学生は、日本よりシンガポールの方がいい、と言っていた。
たしかに、教室の形は何を目指しているのかを表している。

国会議事堂もそうだ。
イギリスの国会議事堂は、与党と野党が向かい合って座って、討論する形になっている。
民主主義が機能するために、そういう形にしているのだ。
日本とは根本的に違う。

アクティブ・ラーニングという掛け声は立派だが、本気でやろうとしているのだろうか。
ぼくの知っている大学の先生たちをみても、できそうな先生は半分もいない。

マイケル・サンデルの白熱教室のように、的確なテーマ設定、意見の誘導、議論が成立するような問題提起をしないと、アクティブ・ラーニングなどできない。
何の予備知識もなしに、いきなり議論しようとするのは時間のムダ。
それなら、講義をしたほうがよほどマシだ。

時間がなくて、そこまでシンガポールの話を聞くことができなかったが、今度会ったら、先生のスキルについて聞いてみたい。

文科省や教育学者、教育委員会でさえ、やろうと言ったら出来ると思っている。
それで失敗したのが総合学習。

ちゃんと準備をしないとできないのがわからないのだろうか…。


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