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2018.08.21 Tuesday
AI電話
アメリカでは、グーグルが開発者会議で「AIが電話で、連続的で自然な会話と複数の質問への回答を実現する仕組み」を発表したらしい。
現状のグーグルアシスタントの発展形だ。 ヘアサロンで、AIが電話をかけて、予約を取るというデモもしたとのこと。 電話なら、人間が目の前にいるわけではないので、AIへの置き換えはやりやすい。 日本の銀行のコールセンターなどでも、一部やっているという。 ただ、今のAIは膨大な資料の中から、質問への回答に該当するものを見つけるというものだが、今回の発表では人間と自然な会話をしながら、仕事をするというもの。 アラン・チューリングが人工知能の定義とした、人間との自然な会話、というのが一部実現したということだ。 一部、というのは会話にお店の予約、という目的があるということ。 何が飛び出してくるかわからないような、世間話は難しい。 しかし、電話でそんなことができるようになれば、用途は広がる。 予約の応対電話などの仕事が、AIに置き換えられる。 うまくいけば、営業事務というような分野でも、使えるかもしれない。 最近パソコンの通販などのページの端っこに、チャットでのヘルプ、というようなボタンがある。 あれはひょっとしたら、AIが対応しているのかもしれない。 チャットなら文字ベースだから、AIでの対応は簡単だ。 もうすでに、ぼくらの生活にAIは入りこんでいる。 それがAIとはわからずに使っているかもしれない。 スマートスピーカーもどんどん便利になっているという。 グーグルアシスタント、アマゾンのアレクサ、マイクロソフトのコルタナが有名だ。 質問すれば、答えてくれるらしい。 ぼくは声でコンピューターを使うことには抵抗があるので、ほとんど使わない。 でも、アメリカ人はきっと声で使うのだろう。 以前、出張したとき、メールを使わずボイスメールを使う人が多いのに驚いた。 字を書くより話したほうが早い、という合理性なんだろう。 インフラが発達し、ネットで声も簡単に送れるようになって、音質もよくなったからなあ。 だから、文字数の制約のあるツイッターが流行るんだと思う。 西洋の言葉は書くより話すほうが向いている。 表音文字だから、書くと長い。 そういうのもあるのかもしれない。 AIはどんどん生活の中に入ってきている。 そういう時代なのだ。 |
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