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2017.12.06 Wednesday
ゲネプロ
一万人の第九で聞いた言葉。
本番の朝、リハーサルをもう一度行ったが、それのことを「ゲネプロ」と言っていた。 あまり英語らしくない響きだし、わざわざリハーサルと言わず「ゲネプロ」というのはどういうわけなんだろう。 Wikipediaによると、「ゲネプロ」はドイツ語のGeneralprobe(ゲネラールプローベ)の略称とのこと。 Generalは「総合」、Probeは「稽古」という意味だそうだ。 シンフォニーで「ゲネプロ」と略して使うケースが多いとのこと。 なるほど、やってるのが第九というクラシックだから、ゲネプロというのか。 結局、ゲネプロというのは日本語で言うと、「通し稽古」のことだ。 本番と同じように進行する。 曲順、登場するゲストなど、本番どおりだった。 でも、衣装は普段着で、厳密な意味でのゲネプロとは違った。 衣装なども含め、全く本番の通りにやるのが本来のゲネプロ。 英語では単なるリハーサルではなくドレスリハーサル(Dress rehearsal)と言う。 演劇界では英語のドレスリハーサルを使うことが多いということだ。 現場で実際にやってみて、照明や音響の具合も確認しないといけないし、ステージ上の位置決めやマイクの受け渡しなども確認しないといけない。 今年はインターネットで生中継したので、余計に気合が入っていたのだろう。 去年までは録画だけだったからカットも可能だった。 でも、ゲネプロという略語は日本だけ。 ドイツではゲネラールプローベと言わないと通じないらしい。 今や卒業アルバムも卒アルと略す日本だからなあ。 ウィーンから何人かコーラスに来ていたが、ゲネプロはわからなかっただろう。 だれか通訳したんだろうか…。 |
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