考えたこと2

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理科離れと潔癖症
前に、アレルギーが増えているという事について書いた。
世の中が清潔になり過ぎている、ということだ。

それに関連してForbesの記事があった。
記事の中では、台所のスポンジの菌のことを話題にしている。
メディアが、キッチンのスポンジは「細菌の温床」であり、頻繁に交換するべきだという報道をした。
それは正しいのか?という問題提起だ。

ぼくらは、細菌の中で生活している。
中には人間が必要とする細菌もあるし、無害な細菌もあるということだ。
細菌に対して神経質になりすぎて、消毒して全て殺してしまうというようなことは、あまりよくないと思う。

科学的に考えれば、人間は自然の一部であり、その中で長い間暮らしていたわけだから、無菌状態を作り出すのはあまりよくない。
それが科学的な常識だ。
共存しているからこそ、菌にも慣れ、余分な反応がなくなる。
特に小さい頃にそういう菌に触れないと、アレルギーなどを起こしやすいのではないか。

記事の調査によると、携帯電話にはなんと便座の10倍以上の細菌が付着しているとのこと。
いちいち気にして消毒していたら、暮らしていけない。

一部の過度に潔癖を求める人たちは、非科学的だと思う。
常にウェットテッシュを持ち歩き、自分の触るものを拭きまくる人や、常にマスクをしている人(これは意味が違うかもしれないが)など。
子どもに砂遊びをさせないとか、行き過ぎた健康志向の人とか…。

ぼくは見たことがないが、みんなでつつく鍋を食べない人や、自分のものを他人が触ったら怒るという人もいるらしい。
ここまでいくと病気だろうが…。

本当かどうかしらないが、O157という細菌は発展途上国ではほとんど見られないとのこと。
清潔になりすぎて、却って増える菌もあるのだろう。

日本の科学教育はどうなったんだろうか。

もっと科学的になるべきだと思う。


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