考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
中国の奥地
パナソニックの社長が中国の内陸部を視察したとのこと。
中国の内陸部というと、以前なら外国人が行くことは出来なかったし、沿岸部と比べると近代化が遅れているという状況だったはず。
もちろん、貧しいところだ。

でも、貴陽市というところにはアップルが中国初の巨大データーセンターを作って、中国全土のiPhoneのデーターを集め、いろんなサービスをしようとしているらしい。
それにつられたのか、その他の世界的企業が進出する予定とのこと。
行政サービスはまるごとクラウド化しようとしている。
スゴイ話だ。
沿岸部がいろんなコストが上がり、内陸部に目をつけたということか。
安い労働力やインフラを求めて、ハイエナのように進んでいくのがアメリカ流資本主義。
今あるものを変えて作り直すより、なにもないところにイチから作ったほうが早いし、安いということだろう。

重慶ではスマホのアプリで移動できる配車サービスは当たり前で、既に電気自動車のシェアサービスが始まっているとのこと。
変化のスピードはアメリカよりも早い。
持たざる者の強みだ。

中国は産業を国家社会主義的に進めていく。
高度成長期の日本のようだ。
人々は若いし、人口も多い。
これからは中国の時代になるかもしれない。

西側が自由というものに普遍的価値を見出し、民主主義という政治システムで世界を制覇したと思ったのが1980年代。
象徴的だったはベルリンの壁の崩壊だ。
それから30数年経って、民主主義にもほころびが見え始めている。

国という単位をどうするのか?ということだ。
欧州では国という単位をなくすことで、戦争を繰り返さないようにしようとした。
今は一応国はあるが、人と物の行き来は自由だ。
その中で、EUに付かず離れずだったイギリスが離脱を表明した。
アメリカのトランプ大統領は、移民の制限を提案している。
やっぱり国という単位が大事だと思う人たちが出てきたからだ。

EUとアメリカという二つの勢力が、ほころびつつある。
それに対して、中国はどんどん強くなっている。
しかし、中国では、自由という価値は低い。
一党独裁という体制は堅持されている。

このままいって、価値観の衝突は起こらないんだろうか。

それが心配だ。



| | 考えたこと | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/236609
トラックバック