考えたこと2

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ホワイトハッカー
昨今のランサムウェアの問題で、ネットのセキュリティが大事だということは事実。
でも、日本は今まで言葉の壁もあって、ある程度守られていたが、それも怪しくなってきた。
これだけメールが使われるようになると、そこからハッカーが仕掛けてくるのは必然だろう。

ランサムウェアのように気づいたらまだいい。
気づかぬ間に情報が漏えいしていても、わからない。
日本の役所のリテラシーは、年金事務所の例などを見ても分かるように、極めて低いからホントに怖いと思う。
今は007のように命を懸けて潜入して、情報を取らなくても、メール1本でバックドアを開けて情報を取れるような時代なのだ。

こないだぼくもアップルIDでひっかかりかけた。
時々Gメールの迷惑フォルダに入っているメールをチェックするのだが、そこにアップルIDの確認のメールが来ていた。
そこで、なぜそれが迷惑フォルダに入っているのかということを考えたらよかったのだが、ぼやっとしていたのか、それを受信フォルダに動かして、IDとパスワードを入れようとして気が付いた。
アドレスがオカシイ!
そこで事なきを得たのだが、Gメールはちゃんと「迷惑」と判断したのはスゴイと思う。
アップルIDは登録と同時にクレジットカードの情報も入れないといけないから、ほんとに危なかった。

そういう技術を持った人を、もっと輩出しないといけない。
看護も大事だが、情報セキュリティはもっと大事だ。
情報セキュリティというのは、現場での知見が大事であり、実務家教員もたくさん必要になるだろう。
調べてみると、「情報セキュリティ」を学べる大学などほとんどない。
情報工学科やコンピューター専門学校などで教えてはいるんだろうが、もっと高度なことを教えるところはないんだろうか。

またドラマの話になって恐縮だが、アメリカでは捕まえたハッカーを、刑務所に入れる代わりにホワイトハッカーとして雇っている、というのが出てくる。
きっとほんとにやっているんだろう。
ハッキングというのを教えるのは、難しいのかもしれない。
学問体系の中で、「ハッキング」をどう位置付けるかということだ。

と思っていたら、高等専門学校で「正義のハッカー」を育成、という記事を見つけた。
取材されていたのは石川高専。
サイバーテロにどう立ち向かうかを学んでいる。
その教材はロシアの情報セキュリティー会社のものだが、それを使って自治体の情報を守るにはどうしたらいいか、というゲームを実戦さながらにやったとのこと。

大学はそうでもないが、国立高等専門学校機構は情報セキュリティー人材の育成に積極的とのこと。
そういえば、ロボコン(ロボットコンテスト)への参加も熱心だった。

記事によると「機構は昨年、高知、一関、木更津、石川、佐世保の5つの高専を指定し、15歳からサイバーテロに立ち向かう「早期情報セキュリティー人材の育成」を目的としたカリキュラム(教育課程)開発に乗り出した。「正義のハッカー」育成の舞台は高専。名付けて「ペンタゴン高専」だ。」とのこと。

頑張って人材を育成してほしい。

経済産業省の調査によると、あらゆるものがネットにつながるIoT時代を迎えて、情報セキュリティー人材は2019年には19万人も不足するとのこと。
人材が不足すると、せっかく日本でモノを作っても、簡単にハッキングされるようなものでは信用されなくなるから、売れないだろう。
この分野を強化することは急務だと思う。

「情報系技術者を目指す高専生にはより高度なセキュリティー教育を行う。飛び抜けたセキュリティー技術を持つ1%以下の高専生にはさらに専門的で実践的な教育プログラムを設け、トップレベルの技術者の継続的な輩出を狙う。この世代の人口は各年齢で約100万人。高専に進むのが1万人だからその1%以下の100人以下の超エリートを生み出そうとする意欲的なプログラムだ。
 高専には数学が三度の飯よりも好きという学生が必ずいる。大学レベルの数学を独学で学び、物理学の世界へ足を踏み入れ、それを深めようと高専の門を叩(たた)く猛者もいる。彼らこそが1%を担う金の卵なのだ。」

頑張って進めてほしい。

それにしても、大学はもっとその分野をやるべきだと思う。

これだけ需要があるのに、何でやらないのだろうか。
先生が不足しているのだろうか。
それこそ、国策で金を出してもやるべきだ。


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