考えたこと2

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クラブ活動
中学、高校のクラブ活動で先生が忙しいという。
自分の中学、高校時代を思い出しても、特に運動部はそんな感じだった。
休みの日の試合などもあって、引率していたから大変だ。
10年ほど前に聞いた話だが、私学の高校のクラブ顧問をしている人は、盆と正月の数日しか休みがない、と言っていた。
まあ、好きでやってるんだろうけど、肝心の教育はどうなってるのかな、と思っていた。
夜中まで部員の相談に乗ったりしていたとのこと。

こないだ、文部大臣が部活動指導員の制度化を公布したという記者会見をしていた。
新たに、部活動指導員の規定を設け、学校現場の業務の適正化を図る、というもの。
これによって、地域のスポーツ指導者などが部活動の指導や引率を職務として行えるようになった。
というか、地域の指導員に任せて、先生はもっと教育業務に推進しろ、ということだと思う。
そのため、中体連、高体連、高野連と話し合いを行っているらしい。

先生の採用試験後の配属時には、特定のクラブ活動の顧問ができるかできないかで異動や配属が決まったりするとのこと。
ちょっと強いクラブなら、できたら勝たしてやりたいと思うのが人情。
しかし、それだけで決まるというのなら、本末転倒のような気もする。

先生の労働時間が長く、こういう対策ができたんだろうと思う。
第一義的には、クラブをするために学校に行っているのではないからだ。
前にも書いたが、近所の中学で職員室に先生を訪ねていって、勉強のことを質問したら「そんなことは塾で聞け」と言われたという話もある。
本来の仕事はクラブの指導だと思っている先生もいるということだ。

建前上は、あくまで「教員の負担軽減」を目標として取られた措置。

でも、本当の目標はそこではないと思う。

これからの時代、自分で仕事を選んで決めていく時代。
だからこそ、教育が大事になる。
クラブ活動を通じた人間教育も大事だが、これから先は「自分で考えること」が大事になる。
考えるためには、知識が必要だ。
中学校の在り方も変えていく必要がある。

経済格差を学力格差にしないためにも、公教育のレベルアップが必要だ。

そのための策だと思いたい。

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