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2015.10.18 Sunday
動画採用
知らなかったが、最近就活のエントリーシートの代わりに、30秒の動画を送らせる会社があるらしい。
ネットで調べたら去年の4月の記事があった。 たしかに、これだけ大容量のデーターを送るインフラが整備され、スマホという動画作成のためのツールも行き渡ったら、動画を使うというのもアリだろう。 企業側にしたら、たくさん来るエントリーシートを読んで、この人は、と思う学生を呼んで、面接してみたら「あれ?」ということが起こりにくくなるだろう。 実際、表情を見て、声を聞いて、話を聞けば第一印象は決まる。 初期の面接で見るのも、第一印象の影響が大きい。 これが悪ければ、よほどのことがない限り落とすだろう。 要は、動画を送らせることで、1次面接をやったのと同じ効果が得られる。 学生にしたら、エントリーシートを一字一句間違わずに書く、という手間が省ける。(その忍耐強さも大事なのだが…) 実際アンケートをとると、ネット動画に対する賛否は半々。 半分の学生がネット動画を支持しているということだ。 その理由はエントリーシートを書かなくてもいいから、というもの。 さらに、面接では緊張して失敗する学生も、動画なら大丈夫、というメリットもある。 記事にもあるように、エントリーシートに書く情報よりも、動画で自己PRを30秒見るほうが圧倒的に情報量が多い。 表情、口調、目線、プレゼンの方法など、自己PRの内容以外に得られるものが多い。 実際に去年、レクミーという会社を介して、動画を利用した採用をした会社もある。 「LINE」はその中の1社だが、こんな動画の課題を出したらしい。 「2020年」「インターネット」「わたし」の3つのキーワードをもとに、2020年の状況を想像しそのお考えを述べてください。(45秒前後) なかなか面白い課題。 ネットの未来を自分で考え、45秒でプレゼンする。 紙芝居のように大きな字で書いて見せてもいいし、熱意を込めて話してもいい。 海の向こうではすでにHireVueという動画採用サービスというのがあり、すでに50億円を調達しているらしい。 「今までの書類選考よりも10倍早く、9倍安い!」と宣伝しているとのこと。 たしかにそうだと思う。 エントリーシートを書くときには、「この学生、どんな人か会ってみたい」と読み手が思うように書く、というのが鉄則だ。 しかし、動画を送れば、もう会えるから、いきなり2次選考の段階になる。 最初が一番たくさんの学生に会わないといけないのだが、それが動画選考で一気に減らせる。 そこから、筆記試験をやったり、エントリーシートを書かせて、ポテンシャルを確認すればいい。 関連サイトを見ていると、いろんな撮り方がある。 友達をたくさん呼んで、プレゼンの最後にその輪の中に入って、自分が友達がたくさんいる、という印象づけるというのもあった。 ドラマ仕立てだ。 そうなると、友達役をサクラで集める、ということもあるかもしれないが…。 職種によっては、これは主流になるかもしれないぞ。 |
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