考えたこと2

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ゲートボール
ゲートボールというと、高齢者のスポーツ。
でも、最近はあまりやっているところを見ない。
日経ビジネスに記事があったが、ゲートボール連合が96年に統計を取りはじめた時、57万人いた会員は12万人に減っている。
実際、ゲートボールのプレイヤーが一番多かったのは91年らしい。
その当時は愛好者が200万人いた、ということだ。

皮肉なことに、健康寿命が伸びたから減ったということらしい。
確かに、年寄りは元気になった。
ぼくが会社に入った頃、定年退職する人を見て、本当に年寄りだと思った。
それは自分が若かったからかもしれない。
でも、あれから35年ほどで、高齢者は元気になった。
昔の60歳は今の65歳、いや70歳と同じくらいかもしれない。
だから、ゲートボールをしなくてもよくなった。
ゴルフやテニスなど、自分がやっていたスポーツを継続する。

さらに、高齢者の娯楽が増えた。
ゲームセンターに行く高齢者もいるし、スポーツジムに行く高齢者もいる。

女性はジムをフルに活用している。
朝から来て、ウォーキングをし、ダンスをして、筋トレ、ストレッチ、そしてプール。
その間にジム友達とロビーで食事をする。
帰るのは3時くらいだろう。
それなら、ゲートボールなどやっている暇はない。

学ぶところも増えた。
大学では生涯学習の講座をやっているし、カルチャーセンターの類も多い。
やろうと思えば、シニア英会話もあるし、お金さえあれば、留学もできる。

90年当時とはだいぶ高齢者を取り巻く環境は変わった。
ある意味、高齢者が生きやすくなっているのだろう。
国をあげて、そういうふうに持っていったともいえる。
高齢者ビジネスというものもある。

そんなこんなで、ゲートボールは姿を消した。
ゲーム自体がもめ事を引き起こすという側面もあったらしいが…。

時代は変わった。
あと10年、どう変わるだろうか。
ここから先、お金はなくなるし、高齢者の増えるペースも今までにないほど早い。

どういう社会を作ればいいのだろうか…。

これは難しい。


| | 考えたこと | 01:01 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
確かにゲートボールは衰退しましたが、今はグランドゴルフが盛んで、競技人口はゲートボール全盛期よりはるかに多いようです。
神戸市でも各区の予選を勝ち抜いた精鋭老人が王子スタジアムに集結するのを見かけます。
| SA | 2015/10/07 1:56 AM |

そうなんですか。

ウチの近所ではみかけませんが、流行っているんですね。
たしかに、グランドゴルフならチームプレイではないから、ケンカにはなりにくいでしょうね。

なるほどねぇ。

穴もほらなくていいんですね。

| suzy | 2015/10/07 6:11 PM |

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