考えたこと2

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市民マラソン
市民マラソンが大流行だ。
こないだの東京マラソンは、3万5千人が出場したらしい。

何でこんなに流行るんだろうと思ったら、経済効果がスゴイ。
なんと271億円の効果があるという。(ちなみに、大阪マラソンの2倍らしい。)
だから、いろんな都市がこぞってやるわけだ。
運営の費用で22億かかるが、それをはるかに上回る効果だ。

出場は3万5千人だが、観戦者は130万人にも達するらしい。
それだけの人が動くと、交通費、宿泊費、飲食費、土産物、マラソングッズなど、波及効果が大きいということだ。

東京と比べると、他の市民マラソンは規模が小さい分だけ経済効果も小さくなる。
まあ、仕方ないのだろう。

それにしても、マラソンを走りたいという人が増えたと思う。
ジョギング人口は調査によると、約1000万人くらいいるらしい。
12人に一人がジョギングをしている計算だ。
そんなに多いかなあ…。

たしかに、回りを見ると走っている人が増えた。
ホノルルマラソンに出ましたとか、神戸マラソン走りましたとか、年賀状に書いてあったりする。
前の職場では、出たら上位入賞のプロの市民ランナーもいた。
申し込んでも抽選で外れて、なかなか走れないという話も聞いたことがある。

これは中高年の人口が増えているのと関係があるのかもしれない。
ぼくらが子供の頃の高齢者は、高度成長のど真ん中で走るどころではなかったと思う。
モーレツからビューティフルへ、と言われたのが1970年。
まだまだ1970年はビューティフルではなかったということだろう。
それから45年、日本はビューティフルな方向に舵を切った。

今会社ではコンプライアンス(法令遵守)と言われ、サービス残業が減り、早めに退社するようになってきている。
おまけに低成長で、給料も伸びないし、先の不安も大きくなって貯金が使えない…。
ゴルフは安くなったとはいえ、道具を揃えたりするのがじゃまくさい。
麻雀は流行らない。
となると、安価でできるスポーツに走る。文字通り走るのだ。
道はきれいになって、走りやすくなった。
朝早くは知らないが、夕暮れになると走っている人がちょくちょくいる。

ジョギングをやり始めたら、仲間ができたりする。
そうなると、何かイベントがやりたくなる。
みんなで走ろう、というのが一番やりやすい。
スポーツクラブでもそういうイベントがあるにはある。
ナイトランとかやっている。
でも、メインイベントはやっぱりマラソンだ。
結局ジョギングを始めると、マラソンに行き着くのだろう。

そういうニーズと市民マラソンが合致した。
なんせ1000万人もいるんだから。

そんな事情で、市民マラソンの人気があるのだろう。
自治体にとっては、地元が儲かると、税金が増えるというメリットがある。

うまくできている。


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