考えたこと2

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安いロボット
ハウステンボスに「変なホテル」ができるという。
ロボットが接客し、掃除もする、というホテルだ。
やり手の澤田社長が「サービス産業の生産性向上」をテーマに作る予定。

せっかく日本にはロボットの技術があるのに、それをサービス業に有効利用しない手はない。
さらに、少子高齢化で働き手が減少する社会を見据えても、こういうことは必要だと思う。

設計段階から、ロボットが仕事をしやすいように作る。
もともと高齢化対応で、バリアフリーなどを徹底すれば、ロボットにも働きやすくなるのはなるだろう。
それとともに、家具の配置とかいろんなものをロボットに合わせて作れば、掃除などはロボットで充分になる。
それにかかる費用は、ロボットを使うことによる人件費との差額で回収できる。

現在、工作機械メーカーとロボットの仕様を詰めているという。
今の技術でも、フロントでお客様を識別し、部屋番号を告げ、簡単な説明をするくらいなら充分に可能。
どちらかというと、機能を削って、値段を下げる方向で作っているらしい。

実際、フロントでキーを渡さず、部屋の前で顔認識でドアが開く設備を導入すれば、フロントで鍵を渡す必要はなくなるから、ロボットの手先の器用さは低くできるということだ。
なるほど。
しゃべる方も、音声認識なら外国語でも簡単にわかるし、話せるようにできるだろうなあ。

機能の絞り込みが、サービス産業へのロボット普及のカギだということだ。

たしかに製造業で使っているロボットは、人間がやっていた作業を代替する目的でやるから、可動部分が多く自由度が高くなっているが、そういうのは必要ないのかもしれない。
ロボットに合わせて、設備や仕事を変えていけば、充分にペイするところまで来ているのだろう。

ロボットが1台1,000万円しても、人の数が半分になって、ほとんどの仕事をロボットが自律的にできるようになれば、数年で回収が可能になると思う。
こういう技術が育つのも、少子化で働き手が減るという状況があるからだ。
この状況を活かして、頑張ってほしいと思う。

この澤田社長、こんなことを言っている。

 「変なホテルが軌道に乗れば、次は農業への参入を考えています。政府が保護してきた日本の農業は極めて生産性が低い。これでは国際競争に勝てません。まずは植物工場から始めたいと思い、ひそかに研究しています。その後は広大な土地で大規模農業ですね」
 「生産性の向上で雇用が失われると言う人もいますが、間違いです。IT(情報技術)革命はたくさんのベンチャー企業を生みました。生産性を上げると雇用は逆に増えるのです。なぜ誰もサービス産業の生産性を上げようとしないのか。誰もやらないなら、僕がやるしかありません」

こういう人がいるんだなあ。

日本をロボットのシリコンバレーにしてほしいと思う。



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