考えたこと2

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クロネコヤマト
ぼくはヤマト運輸の株主だ。
小倉社長の本を読んで、感激して株を買った。
残念ながら、小倉社長は亡くなってしまったが、ヤマト運輸のDNAは社員に生き続けているんだろう。

小倉社長がヤマト運輸のクロネコ宅急便を普及させるために、当時の郵政省や運輸省と戦ったのは有名な話。
一人で国家権力と戦い、そして勝った。
勝ったのは、クロネコヤマトの宅急便のお客さんたちが、たくさんいたからだ。
それは、小倉社長が本当にユーザーの立場に立って、安くて便利なものを、世の中のために作ろうとしたからだろう。

こないだ日経の記事を読んだが、この小倉社長が、社内の主だった人たちが集まった会議で、こういう質問をしたらしい。

「お客様が喜び、会社が損すること。営業開発部長として君はやる(実行する)かね?」

この営業部長は結局答えられなかったのだが、その時に社長はこう言った。

「お客様が喜び、会社が損すること。基本はやる(実行する)のです。そして、会社が損しない仕組みをつくるのが君(営業開発部長)の仕事です」

こういう人が上にいる会社は強い。
もちろん、それだけの力量があって、こういう事を言うという意味だが…。

単に会社が損しても、お客様が喜ぶことをやる、というのはキレイ事。
その後に、会社が損しない仕組みを作らないといけない。
それを考えて、実行出来る人が求められている。
まあ、100%やってしまってからだとシンドイから、やる前に考えないといけないが…。

でも、「お客様が喜ぶ」ということが需要であり、小倉社長はそれで世の中をよくしよう、と思っていた。
それは残された著作を読むとわかる。

松下幸之助や本田宗一郎、井深大といった日本の経営者の神様がいるが、みんなメーカーだった。
モノづくりの会社の人たち。

でも、小倉昌男は物流の会社だった。
物流を通じて、世の中のシステムを変えてしまった。
規制でがんじがらめの日本で、国民のために国と戦ったのが、クロネコのヤマト運輸。

こういう経営者がもっと出てくると、日本もよくなるんだろう。

小倉社長みたいな人が、本当に世の中を変えていく。

もっと生きてほしかったなあ。


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