考えたこと2

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究極のアクティブ・セーフティ
警察は高齢者の免許制度の改定をした。この1月だ。
高速道路の逆走などが増えているから、それはやったほうがいいだろう。

以前から、75歳を超えると、講習予備検査が義務付けられている。
認知症を確認するのだ。
今までは、この検査で、「認知症のおそれがある」となった場合でも、免許の更新は可能だった。
でも、今回の改正によって、「認知症のおそれがある」という評価になった場合は、医師の診断を義務付け、認知症と診断されれば免許取り消しにする、ということになった。

やむを得ないだろうなあ。
ぼくらはまだ認知症の年齢ではないから、そう思える。
でも、実際にあと十数年たって、免許の更新の時にそういうことになったら、ショックだと思う。

ぼくは21の時に四輪の免許をとった。
もう35年以上、運転してきた。
運転には、意外と頭がいる。
いろんな高度な判断をして、ようやく普通に走れる。
交差点では、左右からクルマが来ているかどうか、車線変更するときには、後ろから車が来ているかどうか、前のクルマがブレーキを踏んだ時に、いつブレーキを踏むか、それともハンドルで回避するか、歩行者や自転車がいるときには、その動きを予測してよけるなど、結構頭を使っている。
若い時は当たり前にできる。
でも、年をとって、それができるかどうか…。

1つのことならできるが、一度に2つのことが重なったら、素早くできなくなったりする。
今は免許取り立ての次男に、助手席から指示しているが、これが逆になる日が来る。
早死しない限り、必ず来るだろう。

統計によると、75歳以上の免許保持者は約425万人で、そのうち約27万〜70万人が認知症と推定されるらしい。
この人数の幅はどこで認知症の線を引くか、ということでばらつきがあるのだが、最低でも27万人はほぼ認知症である、ということだろう。
そのうち、運転をしている人がどれくらいいるかはわからないが…。

自分で自分のやっていることが分からなくなるのが、一番怖い。
要は、自分では何の問題もないと思っていて、実際には問題がある場合。
人が見ていて、アブナイと思うようなケース。

クルマの方は、いろんな安全装備がつき始めている。
以前あったような、アクセルとブレーキを間違えて踏んで誤発進というような事故は未然に防げる。
しかし、それが防げるだけでは、ダメだろう。

クルマが人工知能を持っていて、そういうことが度重なれば「もう運転しないほうがいいですよ」と言ってくれたりすると、いいだろう。

これぞアクティブ・セーフティの極致だ。
クルマが、運転をやめるように言う。

もうすぐそういう時代になるだろうなあ。


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