考えたこと2

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石油はどうなる
ずっと、石油はいずれなくなる、という心配があるが昨今の原油安はいつまで続くのだろうか。
もうピークを過ぎたというデーターもあったのだが、その後増えているらしい。
どう考えても、いつかはなくなるのだと思う。
それがいつかはわからないが…。

埋蔵量が増えているのは事実。
ただ、それは掘れば出てくるという今までの石油そのものではない。
今までより深いところまで掘って、圧力をかけると出てくるというようなものも含めての話。
当然、深くまで掘ったり、圧力をかけたりすると値段は上がる。
この1つがシェールオイルと呼ばれるもの。
アメリカでたくさん採掘している。

したがって、石油の値段が高くなると、シェールオイルなどの開発が進む。
逆に、石油が安くなると、値段で競争できなくなって、開発が遅れる。

世の中の方向は、脱石油の方向だと思う。
電気自動車も、燃料電池車も電気で走るのだから、直接的には石油ではない。
ハイブリッド車などもガソリン消費量は少ない。
長い目で見たら、エネルギーとしての石油離れは確実に進んでいる。(日本は火力発電を増やしているから、逆だが…)

それにストップをかけているのが、今回の原油安だ。
中東の産油国は石油離れを食い止めたい。
だから、できるだけ長く石油の時代を続けたい。
それはそうだろう。

ただ、それ以外にもいろんな要因が絡んでいるからややこしい。
1つはロシアに対する制裁を有効にすること。
石油はロシアの外貨獲得の大きな手段だから、石油の値段が下がると経済的に苦しい。
ウクライナの情勢等をみると、西側の各国と中東の産油国の利益が一致したのかもしれない。

もう一つはISILの弱体化だろう。
ISILは石油を売って儲けている。
その値段が下がると、ISILは苦しくなるだろう。
中東の産油国はISILを何とかしたい。

石油の値段は世界中に影響を与える。

もちろん、日本にもだ。
急激な円安だったから、この原油安は本当にカミカゼだろう。
ありがたいことだと思う。

このチャンスを上手に使って、何とか景気を回復できたらいいのだが…。





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