考えたこと2

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コンピューター・グラフィックス
今のアメリカのアクションもののドラマの爆発シーンは、実際のものではなく、爆発の部分だけセットで撮って、バックの市街地などはCGで合成している。

CGがあれば、ロケをする必要もない。
その場所だけ撮っておいて、人物は合成だ。
スタッフがその場所をカメラで撮っておけば、あとはセットで人が演技するだけでよい。
そのせいか、爆発のシーンでも、スタントを使っている場面が減ったような気がする。

でも、まだ爆発の炎のシーンなどは、CGだとわかるが、もうちょっとしたら違いがわからなくなるだろう。

海外の有名な場所でのシーンなども、その場所を撮っておけばCGでその場所でロケをしたように撮ることができる。

CGが始まった頃は、ここはCGという見え見えの使い方だったが、だんだんと本物と区別がつかなくなった。
コンピューターの能力はどんどん上がっている。
大きなデーターを扱っても、すぐに計算して、景色に合わせて変形したり、光の当たり方を変えたりできる。
きっと昔は何千万円という機材が、今は何十万円になっているんだろう。
何度も書くが、ぼくが始めてパソコンを買った1990年あたりは、パソコンのハードディスクが数十メガバイトだった。
それが今やテラバイトの時代。値段は安くなって、10万倍の容量になっている。
この進歩はすごい。

やろうと思えば、人の演技は全部スタジオでできるようになるのではないか。
バックの町や景色はあとではめ込むという具合。
俳優は楽になるし、天気は関係ないから、撮影のスケジュールは簡単に組める。
拘束時間が短くなれば、ギャラも安くなるだろう。
俳優にとっては、痛し痒しということかもしれない。

撮影隊にしたって、持って行く機材は軽くなったし、撮ってすぐに確認することもできる。
クルーの人数も減っただろう。

コンピューターは世の中をこういうふうに変えていく。

これはいいことなんだろう。

安く、いいものができる。

効率をよくして、付加価値を上げる、それが経済の目指すところだからだ。

そうだと思うのだが、なんとなく寂しい気もするのが、不思議だ。



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