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2012.07.28 Saturday
袖すりあうも他生の縁
今朝は出張で梅田で乗り換えだった。
電車を降りて、歩いていると声をかけられた。 見ると、以前一緒に働いていたY君だ。 白髪が少し増えてはいるものの、元気そうだった。 「元気ですか?」 「何とかやってる。」 そういう挨拶を交わして、Y君は電車に乗るために、ぼくは改札口を目指して歩いていった。 「袖すりあうも他生の縁」ということわざがある。 ちょっとした関わりあいも、前世から決まっていた、という意味だ。 袖すり合うどころか、一緒に数年間仕事をしたのだから、おおいに縁がある。 お互いに時間がなかったので、そのまま別れたが、これが夕方で帰りだったら、チョット行こか、というところだったろう。 それも、タラの話。〜だったら、という意味だ。 人生に"if"は無限にあるが、現実は一つしかない。 これが千利休が言った、一期一会ということだろう。 55歳になると、今日会って、もう一生会えないという人も出てくるはず。 もっと若くてもそうだが、年をとると現実味を帯びてくる。 今朝はそんなことを考えた。 |
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