考えたこと2

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Kodak
コダックが米連邦破産法の適用を申請したという。

130年以上の歴史を持ち、写真撮影にフィルムを導入して写真の大衆化を進めた米国の名門企業とのこと。

黄色い箱のフィルムだった。
サクラカラーが赤、富士フィルムが緑、コダックが黄色。
日本では昭和50年代あたり、カラーフィルムが当たり前になった頃、3つのメーカーが競っていた。
ここ一番の写真はコダックのフィルムを使ったものだ。

サクラカラーを作っていたコニカは、コニカミノルタになり、今はカメラ事業をソニーが引き継いでいる。
富士フィルムはフィルムから撤退し、化粧品やデジタルカメラ、事務機器等の会社になった。最近はサプリメントの宣伝もしている。
こちらは見事に変貌を遂げた。

コダックは、写真のデジタル化に対応するのが遅れ、今回の事態になった。

コダックのフィルムは発色がきれい、という評判があった。
スライド用のコダクローム、エクタクロームというブランドもあった。
ポール・サイモンの「僕のコダクローム」という歌があるくらいだ。

デジタルカメラの第一号は皮肉にもコダックが作った。

作った時点で、こういうカメラが普及すればフィルムはいらなくなり、現像、焼付、引き伸ばしという作業が根本的に変わることはわかっていたはずだ。
おそらく、130年の歴史がジャマをしたのだろう。
戦前の日本の軍艦と同じだ。
変化はいつの時代も嫌がられる。

ニューヨーク州のロチェスターはコダックの本社がある都市。
1980年代は6万人の社員がいたが、今は7000人とのこと。

こういうふうに企業は没落していく。
コニカも同じような道をたどった。

「強いものが生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ。」という言葉が身にしみる。

これからも、このたぐいの話は出てくるだろう。

新聞やテレビもぼちぼち変わらないといけないのではないか。

ちょっと前の新聞に誰かが書いていたが、日本に民放は3つあればいい、という。
今の番組のレベルなら、ぼくは賛成だ。


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