考えたこと2

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人はパンのみにて…
新約聖書「マタイ伝」第4章に書いてある言葉。

「人はパンのみにて生くるに非ず」という。
その意味は、大辞泉によると、「人は物質的満足だけを目的として生きるものではない」ということだ。

長いこと、この言葉の具体的な意味を思いつかなかった。
具体的な意味とは、例えばこういうことだ、と言えるもの。

これは「何のために働くのか」という問いに対して、「お金のため」とか「家族を養うため」「生活するため」などの答えが出たときに言う言葉だと思う。

「人はパンのみにて生くるに非ず」

社会生活を営むのに必要なもの−お金−を儲ける、ということは、パンに相当する。
まさに物質的なもの、と言っていい。
それは必要なものだが、それだけで生きていけるというものではない…ここが難しい。
中には仕事は仕方なくやるもの、というふうに思う人もいる。
しかし、きっとそれだけではないと思う。

お金のために働くというのは当然のことで、それは改めて働く理由を尋ねる意図ではない、ということだ。

お金以外の理由を持っているか、何も考えていないか、という事を問っている。

みんなのために働きたいとか、社会の役に立ちたいとか、自分の力を試したいとか、答えは何でもよい。

要は「人はパンにみにて生くるに非ず」ということだ。
本当に社会に出て働けば、お金以外の目的を見つけざるを得ない。
また、それは仕事に真剣に取り組んでいると見つかるものだ。

人の役に立っているとか、何かのために生きるとか、そういう感覚。

キリストは、おそらくそういう事を言いたかったのではないかとぼくは思う。


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