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2012.01.06 Friday
為替レート
正月にテレビでスイスの事をやっていた。
プライベートバンクという個人資産の運用専門の銀行があって、世界のお金の20%以上が集まっているという。 スイスはEUに参加していないから、まだスイスフランというお金がある。 ユーロ危機で、スイスフランが高くなり、今困っているらしい。 個人は国境を出て、ドイツなどの外国で日用品を買う。 毎朝、為替レートをチェックして買い物をするらしい。 スイス国内で買うよりもだいぶ安くなる。 同じリクツで言えば、日本もそのはずだ。 これだけ円高でユーロ安だから、ヨーロッパからの輸入品は安くなるハズだが、そんなに変わらないような気がする。 実際に外国に行かないと、円高のメリットは享受できない。 アメリカの品物もアウトレットなどでは安くなっているが、円高を享受できるほど安くならない。 為替のリスクヘッジのために、いろんな手を使っているから、ということか。 国内ではなかなか安くならない。 だから、スイスでも国外に出かけていくのか。 残念ながら、日本では電車で海外に出て行ったり、パスポートなしで簡単に出ることもできない。 島国のデメリットだ。 この為替レートでお金の価値が増えたり減ったりする。 今の円高は、ドルとユーロが怪しいから、一時的に通貨が円に避難しているということらしい。 どんどん世界は狭くなっているが、まだ国はなくならない。 「エントロピーは増大する」という原理に従うと、国境もなくなって、世界中同じような状態になるはずだが、それには無限の時間がかかる。 しかし、世界を統一できるとしたら、お金の力かもしれない。 もうすでに、国の意思とは関係なく、お金は動いている。 ひょっとしたら、人間の発明で一番のものは「お金」かもしれない。 |
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