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2010.08.21 Saturday
時間
時間は無情だ。
容赦なく過ぎ去っていき、年をとる。 年をとれば、いつかは死ぬ。 しかし、時間は平等でもある。 だれでも同じように過ぎ去っていく。 どれだけの金を積んでも、時間は待ってくれないし、戻ってもくれないし、早く過ぎてもくれない。 アインシュタインは時間も相対的なものだ、と言ったが、今のところその相対性を感じることはほとんどない。 なぜ、時間がそんなに気になるのか。 それは人間が死すべき運命だからだ。 でも、ふだんはそれを意識することもない。 しかし、何かあれば、否応なくそれを意識させられる。 そんな出来事が先日あった。 飼っていた犬が死んだのだ。 もう少し早く気がついて、点滴に連れて行けばよかったのだが、それが送れて水を吸収できなくなった。 腎不全ということだ。 最期は水を無理やり飲まそうとしても、飲まない。 点滴をしても、おなかが膨れるだけで、吸収しない。 万策つきて、亡くなった。 こんなことが時間を意識させる。 ぼくは、残り時間がどれくらいあるのだろうか。 どんなふうに、死ぬのだろうか。 死を意識するからこそ、生を意識できる。 合掌。 |
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