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2009.09.05 Saturday
オトナコドモ
年をとったからオトナになれるとは限らない…、という言葉をこないだ紹介したが、「限らない」人は、では何になるのだろうか。
コドモのままでいるということか。 ただ、物理的には年をとるし、見た目はオトナになるし、回りもオトナとして扱う。 地位がついたりして、えらくもなる。 こういう人が一見オトナだが中味はコドモという、ある意味やっかいな存在になる。 ある意味というのは、そういう面があった方がよい場面もある、ということだ。 創造力とか、発想力という部分は、コドモでいた方が豊かだったりする。 しかし、たいていの場合、すごい創造力だ、という人は少なく、どちらかというと迷惑な人が多い。 ピーターパンがそのままオトナになったら、きっと迷惑なことをたくさん起こすだろう。 特に社会的にコドモの人が近所にいると、迷惑になることが多い。 コドモの定義は、「自分より大切な何か」がない人である。 したがって、普段は隠していても、自分の利害が絡むと急にそわそわし、最悪の場合は文句を言いはじめる。 それがコドモなら、簡単に論破できるような事を言うので、オトナがたしなめられるのだが、オトナコドモの場合はこれまたややこしい。 持って回ってリクツをこねたり、たった一度のことをいつもあるように言ったり、正論をまくし立てたりする。 正論、というのもくせ者で、オトナは、それが正論でも「この場合は仕方ない、長いものには巻かれておこう、別に実害はないし…」というふうに思うものでも、オトナコドモは鬼の首でも取ったようにまくし立てる。 こういうオトナコドモが一番やっかいだ。 オトナは酸いも甘いもかみ分けるものだ。 たとえ正論であっても、諸般の事情でどうしようもない事もある。 それを理解せず、自分のことを言う。 何とかならないか…。 |
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