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2009.05.09 Saturday
そこまで来たか…
日本自動車工業会が「2008年度 乗用車市場動向調査」の結果を発表している。
それによると、大学生が興味や関心がある製品/サービスのランキングで、自動車は17位とのこと。 もう少し上だと思っていたが、そこまで来たかという感じ。 ちなみに1位はパソコン、2位ファッション、3位携帯音楽プレーヤー、4位通信機器、5位国内旅行…と続く。 1位のパソコンはちょっと意外だが、ファッションや携帯音楽プレーヤー、通信機器(これは携帯電話のことだろう)はまあ妥当なところ。 20〜30代でも、自動車は10位になっている。 順位は大学生とちょっとしか変わらない。 1位から、パソコン、ファッション、通信機器、国内旅行、音楽…となっている。 自動車に票を投じたのは、40歳に近い人たちだろうと思われる。 40〜50代でやっと自動車が7位になる。 やっぱり50近い人が選んだんだろう。 ここでは、ちょっと順位が変わり、ファッション、国内旅行、外食・食べ歩き、書籍、音楽…と続く。 書籍が入ったのがさすが中年か。 自動車のカリスマ性がなくなって久しい…と今まで書いてきたが、ここまでとは思わなかった。 今の20代の人たちも必要にせまられれば、免許を取って乗るのだろうが、積極的に乗りたいとは思わないかもしれない。 ぼくらが大学生の頃は、自動車といえば憧れだった。 3人で共同購入した、5万円の軽自動車でもうれしかった。 コモディティ化という言葉がある。 wikipediaによると、「市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとっては何処のメーカーの品を購入しても大差ない状態のことである」とのこと。 自動車もコモディティ化がぼちぼち起こっているのだと思う。 もちろん、新車はまだまだ高いが、大学生の連中はきっと中古車を買うのだろう。 日本の中古車は高品質だ。(そのうち、落ちてくるだろうが) これからどうなるのだろうか。 当分、自動車業界は苦しいだろうなあ。 |
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