考えたこと2

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スペリング
Dreams come trueという映画を見た。

カリフォルニアの黒人少女が、スペリングコンテストに出るという映画。
彼女の中学校はダウンタウンの中学校。

スペリングコンテストというのは、日本でいうと漢字検定のコンテストみたいなもの。
学校の代表に選ばれた生徒が、ステージの上で一人ずつ順番に審査員から難しい単語を言われ、そのスペルを答える。
一つ間違えたら、その場で失格。

スペリングが大好きな亡くなった父親に似て、才能のある子だったが、簡単にはいかない。

母親の反対、コーチである近所の大学教授との人間関係、州大会に勝ち、有名になったことで離れていく友だち…。

それでも、それらを乗り越えて、ワシントンDCの全国大会に行く。

DCからのテレビ中継に町中の人たちが歓声を上げる。

厳しいルールだ。一度言ったスペルは言い直せない。
こんな大会があるのかと驚いた。

決勝戦の最後は、残った二人の対決。
超難関のラテン語系の単語、ギリシア語系の単語…信じられないような単語が出てくる。
最後の25問の超難関単語を順番に答えていく。

クライマックスの場面はすばらしい。
映画だからこそ描けるものだ。
安物のドラマみたいに、なんでもセリフだけで説明などしない。

太宰治は、世の中には本人にしかワカラナイ真実があり、それを描くことができるのは小説だけだと書いていた。
それは、映画にも言えると思う。

映画にしか描けない真実がある。

いい場面だった。





| | 映画・舞台 | 20:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

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