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2007.07.24 Tuesday
さんま
さんまの開きは好物だ。
丸サンマよりも開きの方がおいしいと思う。 さんまには思い出がある。 むかし、和歌山の新宮出身の下宿友達と食堂でさんま定食を食べた時のこと。 当時300円くらいでさんま定食が食べられた。 そんなに大きなさんまではないが、開いたさんまとみそ汁とご飯にキャベツが少し付いていたかもしれない。 さんまはうまいなあ…と言いながら食べていて、ふと見ると、彼の皿には何もないのだ。 ぼくはどちらかというと、魚はきれいに食べる方だと思っている。 骨に付いている皮みたいな身も外して食べる。 だいたい、背骨(というのかな)と、両側の身の間のところが少し残るだけだ。 ところが、彼は骨も一緒に一気に食べてしまう。 背骨も全部食べるのだ。 ビックリした。 「え、骨は?」と聞くと、「さんまは全部食べるものや」という。 そんなことあらへんやろ…と言ったが、昔からさんまは骨ごと食べているらしい。 ぼくの皿にはさんまの背骨が残り、彼の皿は何もない。 本当に新宮の人はみんな何も残さずさんまを食べるのだろうか? 海の近くの町だが、新宮では海の幸は大事に食べるのだということだろうか。 でも、それ以降、何も残さない人は見たことがない。 だれか、そんな人を見たことありますか? 確かに、300円のさんま定食で出てくるさんまなら、骨も食べられないことはないような気もするが…。 そういえば、がっしりした骨太なヤツだった。 カルシウムを充分に摂っていたのだろうか…。 もう30年ほど会っていないが、今でもまるごとさんまを食べるのだろうか? |
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