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2007.07.20 Friday
NHK
ぼくの通っていた小学校は、当時としては放送設備が揃っており、放送教育全国大会というイベントの時に、他の学校から授業見学に来たという学校だった。
そのためだったのか、小学校6年の時にNHKが取材に来て、1組〜4組の代表2名ずつにインタビューする、ということになったらしい。 その時に、どういうワケかぼくが1組の代表の一人になった。 すごい放送車が来て、そこから太い線を引き、朝礼台を動かしてその上にバカでかいカメラを置いて、その前に立ってインタビューを受けた。 長い時間やっていた…という記憶があるが、実際には1時間もなかったんだろう。 何故そう思うかというと、放送はほんの2〜3分だったからだ。 放送日を聞いて帰り、家で今日はテレビに出たと言って、よろこんだ。 放送日にはいさんで帰って見た。すると、映ってはいるが、ひとこと話しただけで、お世辞にもテレビに出たとは言えない状況だった。 子供心にテレビの前で恥ずかしい思いをしたことを覚えている。 よく考えたら、ろくに話してもいないのに、映るわけがないのだ。 もう一度出たのは落研の時。 こちらは教育テレビだった。 若い広場という番組で、長屋について話しあうので、長屋に関するこばなしをしてほしいという依頼があった。 その時は、休み中だったので、実家が神戸のぼくに出演のお鉢が回ってきたのだ。 大阪の馬場町にあるNHKの大阪放送局のスタジオに行った。 楽屋で着物に着替え、リハーサルをして、本番まで待っていると、ぼくだけメイクさんに呼ばれ、髪の毛をなおされた。 番組自体はマジメな内容で、昔の長屋はどんなものだったのか…というような事を、エライ先生と若い人たちが話しあうという趣向。 その導入部分に3分ほどこばなしをやる…という役回りだった。 長屋をネタにしたこばなしなど、そう面白いわけではなく、淡々と本番を演じ、終わった。 その時は家族には言わず、自分一人でこっそりオンエアを見た。 さすがに落語だから、一人で映っていた。 小学校の時の仇をとった…などとは思わず、見た時にはあの時の恥ずかしさを思い出した。 そんなこともあって、家族には言わず、一人で見たのだったか…。 帰りの車の中でふと思い出したので、書きました。 実は、あと一回、なんば花月の舞台でテレビに出たことがある。 これはまた今度書こう。 |
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