考えたこと2

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鉄則
誰かにわかってもらいたいことを、わかってもらうのは難しい。

わかってもらいたいと思っている本人にとっては、それをわかってもらうことが当たり前だと思っている。
そして、えてして、わかっていない人にとっては、なぜそれをわかってもらいたいのかが、当たり前ではない。
そこに、難しさがある。

それが説明する本人にとって、当たり前のことであればあるほど、わかってもらうことが難しくなっていく。
説明が難しいのではない。当たり前だと思っているほどのことであれば、わかってもらおうと思うなら、わかるように説明をすることができるハズだ。
でも、その時に難しいのは、説明する本人とって、当たり前であればあるほど、なぜそれをわかることが大事なことなのか、というところが飛んでしまいがちになる、ということだと思う。

前にも書いたが、歴史を習うのは、単なる暗記であって、なんでこんな事を習わないといけないのか…と思っていた。
でも、歴史のことを知ると、それを知ることは未来のことを考えるときに大事なことだとわかる。
どうして、最初に、歴史を習うことが必要なのかということを教えてくれなかったのか…とあとで思った。
でも、教える側にとっては、そんなことは当たり前なのだ。だから、教えているのだ、ということだろう。

わかっていない人に、わかってもらおうとするときに一番大事なのは、何故それをわかってほしいと思っているのか、何故それをわかることが大事なことなのか、何のためになるのか…ということをいかにして伝えるか、ということだと思う。

人は、どうも、わかってしまうと、それがなぜ大事なのかということを忘れてしまうものらしい。
歴史の教科書が良い例だ。

わかってもらうために、一番大切なことは、わかってもらいたいことについて説明することではなく、何故それをわかることが大事なことなのか、ということなのだ。

極端に言えば、なぜそれをわかることが大事なのかが伝われば、仕事の半分以上は終わったと言っていいだろう。

でも、限られた時間の中で、わかってもらおうとすると、ついついそれをわかることが大事なのかという理由よりも、そのこと自身について説明しようとしてしまう。
そして、失敗する。

今日は失敗した日だった。

自戒を込めて、もう一度書いておく。

わかってもらいたいことが、本人にとって当たり前だと思うことであればあるほど、何故それをわかることが大事なことなのか、ということに時間を割くべきだ。

それが、鉄則である。


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